英語漬けで語学力UP!カナダ留学エージェントの選び方
この記事の目次
はじめに
留学先として常に人気を集める国のひとつ、カナダ(バンクーバー)で、3か月の短期語学留学を成功させ飛躍的にスピーキング能力を挙げた筆者が語る、エージェント選びと暮らし方の秘訣。(現在商社で英語漬けの日々を送っています)
留学の肝はエージェント選び
初めて留学をしようと考えている人がリサーチをしてまずコンタクトをとるのが、留学エージェントです。留学エージェントといっても幅は広く、一つの国を専門にするエージェントから世界中の国々に拠点を構える大手エージェントまで、様々な形態のエージェントが存在しています。
そしてその中から正しいエージェントを選ぶのが、短期でも留学を成功させる秘訣のひとつと言えます。今回は、3か国で語学留学経験のある筆者自身の体験を踏まえた「正しいエージェントの選び方」と、留学先での「暮らし方」をご紹介します。
まずはエージェントの規模と口コミをチェック
エージェントを選ぶ際にまずチェックしておきたいのが「会社概要」と「口コミ」です。設立後の年数が浅かったり対応スタッフ数が少なかったりすると、十分なサポートが得られなかったり、受入ホスト側と十分なコネクションができていない可能性もあります(あくまでも筆者個人の意見です)。
また、検索エンジンに留学エージェントの名前といくつかのキーワードを打ち込んで、何度か検索を掛けてみる事もおすすめします。もし良くない噂が多数ヒットするようであれば、そのエージェントをまず候補から外すのが賢明かもしれません。
エージェントのHPに掲示されている情報がいつのものかを確認する
エージェントの候補を絞ったうえで次に行うのが、語学学校の選択です。HP上には各語学学校の概要が描かれていますが、その情報がいつのものであるかを確認する事をおすすめします。例えば筆者は日本人が少ない学校に行きたかったので、「日本人5%未満」と書かれた学校を選択しました。
ところが実際に到着してみると約半数が日本人だった、というのは良く聞く話ですね。特に日本人が集まりやすいカナダ(バンクーバー)は要注意です。HPの情報がいつのものか確認し、日本人が少ないシーズンや学校を直接エージェントに尋ねてみる事もおすすめします。
英語漬けになりたいなら「事前準備」で上級者レベルに行こう!
語学学校に入学後、まず行われるのがレベル分けテストです。「英語を学ぶ」事を主な目的として留学に来た人には、このテストこそが今後の留学内容を左右する事を強調しておきます。国際色豊かな語学学校のクラス分けの特徴として、(一概には言えないですが)上級者クラスには日本人が少ないという傾向があります。
クラス分けの基準は各学校様々だと思いますが、筆者の通った語学学校は「リーディング」と簡単な「スピーキング」テストを実施していました。日本人である皆さんはきっと文法が得意だと思いますので、できればこの「リーディング」で高得点を取っておきましょう。
一方の「スピーキング」で聞かれることはだいたい決まっています。「自己紹介」「何故英語を勉強したいのか」「何故この国を選んだのか」など、留学前に予め想定質問を考えた上で英語での回答も準備しておき、テストで高得点をとれる確率を挙げておきましょう。そして運よく「上級者クラス」へ振り分けられれば、英語漬けの生活へ大きく一歩前身です。振り分けられた上級者クラスには、とにかく喋る欧州・ラテンアメリカ系の生徒が待ち構えています。
第一歩は外国人の友達を作ること
スピーキングが苦手な日本人が上級者クラスに入ると、まず躓くのがディスカッション形態の授業だと思います。しかしここで自信を喪失してはいけません。リスニングが得意な人は、ペラペラに聞こえる他の生徒の英語に耳を澄ましてみましょう。意外と文法がめちゃくちゃだったりしませんか?(だから語学学校に来ているんです)。
第一ステップは、彼らのマネをすることから始めましょう。なんといっても、喋らないとなかなか友達ができないのが異国の地の怖いところです。友達ができないと、言葉の通じる日本人生徒へ頼ろうとしてしまいます。良くある留学失敗例の「日本語」留学にしないためにも、羞恥心とはお別れしておきましょう。
また、上級者クラスに入る事のもう一つのメリットとして、ペア作業やグループワークで外国人と組める点が挙げられます。友達が欲しい人はここで頑張ってみましょう。ひとり友達が出来ると、芋づる式に増えていく可能性大です。ちなみに筆者は、留学2週目のプレゼンペア作業で初めて外国人の友達ができました。最初の1~2週間は孤独に耐える心も必要かもしれません。
イベントにはできるだけ参加しよう
語学学校には、週毎になにかしらのイベントを開催しているところが多くあります。そういったイベントを開催している語学学校を選ぶ事も、重要なポイントの一つです(留学エージェントに確認してみましょう)。特に、他の語学学校と合同で行う「一日ツアー」などにはできるだけ参加する事をお勧めします。
友達がいない人は、勇気を出してひとりでも参加してみましょう。友達を作るには絶好の場と言えます。同じようにひとりで参加している人を発見したら大チャンスです。積極的に話しかけてみましょう。
ホストファミリーと仲良くなろう
留学中に最も多くの時間を過ごすことになる(かもしれない)のが、宿泊滞在先です。「寮」か「ホストファミリー」が主流となっていますが、そのどちらにもメリットがあります。もしあなたが現地の生活に馴染みたいと思っているなら、筆者としてはホストファミリーをお勧めします。
もちろん相性の問題もあるとは思いますが、出来るだけ良好な関係を保つように心がけましょう。子供がいる家庭は、子供と関わる機会は多いかもしれませんが、大人と関わる機会は少なくなりがちです。一方で高齢の方がホストだと、大人と関わる時間が多く持てて現地の英語に触れられる可能性が高くなると言えます。
筆者自身は、寮に加えてどちらの家庭も経験していますが、それぞれに良さがありました。自分の好みを考えて、寮またはホストファミリーの希望について、ダメもとで留学前にエージェントにお願いしてみるのもいいかもしれません。宿泊施設の環境によって、留学の楽しさや充実度が大きく左右されることは間違いありません。
おわりに
以上、留学エージェントの選び方から現地での過ごし方までをご紹介してきました。「英語を上達させたい」と願う人は、ちょっとした準備と現地での心掛け次第で、短期留学でも大幅な英語力の向上を実感でき、充実した日々を過ごすことができるかもしれません。留学体験者によくある「日本人しかいなくて上達しなかった」事態を避けるためにも、早速行動を開始しましょう。