グローバル社会で生き残るためのビジネス英語検定8選

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はじめに
グローバル化はますます進み、ビジネスの場では英語の必要性はさらに増しています。 新規採用や昇進・昇給などで注目されるのはTOEICスコアですが、 高得点であってもビジネスで使えないという声も聞かれます。 このような背景もあり、ビジネス英語能力を測るための検定試験が現在60以上もあります。 その中から、8つのビシネス英語検定をご紹介します。1.日商ビジネス英語検定試験
ビシネス英語検定と言えば、この日商ビジネス英語検定試験を指すことが一般的です。 1~3級までのレベルがあり、パソコンを使いインターネットを介して試験がおこなわれます。 2級と3級は、試験が終了するとすぐに採点されるので、結果もすぐに受験者に通知されます。 1級もインターネットで答案を回収しますが、こちらの結果は数ヶ月経ってからとなります。 1~3級まで共通して問われるのが、英語によるビジネスコミュニケーション能力です。 1級は豊富な海外取引経験、2級は入社前から入社後1~2年以内、3級は入社前に身につけるべき能力という基準になっています。2.BULATS(ブラッツ)
BULATS=Business Language Testing Serviceは、日本英語検定協会が、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構と提携し、2004年から実施している検定です。 BULATSは、EUを中心に世界に広く普及しているビジネス英語能力テストなのですが、 それを日本に合わせた内容にしています。 「英検」と同じように、「リスニング」「スピーキング」「リーディング」「ライティング」の4技能について、ビジネスシーンに必要な英語コミュニケーション能力を測る検定試験です。BULATSもコンピュータ試験なので試験終了後すぐに結果がわかります。3.ケンブリッジ英検(ケンブリッジ大学一般英語検定試験)
BULATSと同じ、ケンブリッジ大学が問題作成と採点を実施している英語運用能力テストです。 1913年に始まり、150数カ国で実施されていて、 英語以外を母国語とする学生や社会人の英語能力試験として利用されています。また大学入学資格の条件とされることもあります。 合格者にはケンブリッジ大学から証明書が発行されます。 国際共通語としての英語力が基本4分野について判定されます。 試験は細かく細分化されていて、学生向きのビジネス英語試験もあり、日本では1995年から始まりました。4.実践ビジネス英語検定
国際的に活躍する経営コンサルタントの大前研一氏が監修しているのが、 ビジネス・ブレークスルー(BBT)実践ビジネス英語検定です。 3分で、あなたのビジネス英語力レベルが判るとしています。 世界とコミュニケートしていく能力を「グローバルコミュニケーション力」と定義し、 この能力習得に不可欠な3つの「伝える力」、「考える力」「マインド」をもとに、 あなたのレベルを判定してくれます。 あの大前研一氏が、グローバル人材度を3分でチェックしてくれます。 実際に受けてみましたが、世界中でのビシネスシーンが登場しました。 私は英語力とマインドはあるの判定されましたが、考える力が不足していました。 90点満点中70点でした。5.ビジネス英語翻訳士/ビジネス英語準翻訳士/ビジネス英語翻訳主任者
BESビジネス教育学会が主催する検定試験です。 ビジネスの実践面において使える翻訳能力が認定されます。 試験は3つのレベルに分かれていて、ビジネス英語翻訳主任者、準翻訳士、翻訳士があります。 ビジネス英語翻訳士は、準翻訳士合格者のみ受験できます。 ビジネス英語翻訳主任者と準翻訳士については併願ができます。 それぞれ英訳と和訳が出題されて翻訳能力が認定されます。自宅で受験するので、 辞書、辞典、電子辞書などを使用できます。解答後、Eメール、FAX、郵送などで提出することになります。 合格者には合格証明書が発行されます。6.ビジネス通訳検定(TOBIS)
ビジネス通訳検定は、逐次通訳試験と同時通訳試験がおこなわれ、 試験の成績により1級、2級、3級、準3級、4級までの能力を判定されます。 2~4級が逐次通訳試験で、ビジネスの現場を想定した逐次通訳の技術が判定されます。 1級が同時通訳試験で、ビジネスの現場を想定した同時通訳の技術が判定されます。 試験会場は、2014年は東京の「JICA地球ひろば」でおこなわれました。 企業(団体)内で活躍するために必要な「通訳スキル」が判定され、検定結果は個別にフィードバックされるので、スキルアップに役立てることもできます。7.TEP TEST(早稲田大学-ミシガン大学 テクニカルライティング英語検定試験、略称:早大-ミシガン大 TEP TEST)
The Technical English Proficiency Test of the Joint Program in Technical Communication of the University of Michigan and Waseda University-というとても長い試験名の略称が、 TEP TEST です。 1984年に、ミシガン大学と日本テクニカルコミュニケーション協会 (JATEC) によって開発された検定試験です。 問題はすべて記述式なので、国際ビジネスに不可欠な実務英語(レター・ファックス・E-mail などの通信文、論文、スペック、提案書、契約書など)の発信技能を中心に、 英文コミュニケーション能力が正確に測定されます。 ミシガン大学と早稲田大学が責任を持って管理しているので、評価の信頼も高い試験となっています。試験会場は、東京、名古屋、大阪、北九州の4か所です。