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TOEIC高得点の鍵は、ずばり、試験中の時間管理!

■はじめに

TOEICを受けたことがある人なら、「時間が足りない!」という経験があるのではないでしょうか?私自身、TOEIC960点を持っていますが、過去に、最後の問題まで解ききれなかったということもあり、常に時間の管理には気を使っています。

最後まで解けないのではないかと思うと、焦ってしまい集中力も切れてしまいます。TOEICの点がなかなか伸びないという方は、試験中の時間管理の仕方に気をつけてみると良いでしょう。

腕時計は絶対に忘れてはいけない

時間管理をする上で時計が必需品であることは説明するまでもないでしょう。会場によっては時計が掲出されていたり、試験官が黒板に残り時間を書いてくれたりすることもあると思いますが、約束はされていません。また、顔を上げて時間を確認するということは、その都度、問題用紙から目を離して、顔を上げるという時間のロスになります。

常に時間との戦いである試験中、何度も時間の確認のために顔を上げるというのは大変もったいないことです。スマートフォンなどの普及で腕時計を身につけない人も多くなりましたが、さっとみて時間を認識するためには、できれば普段から腕時計を身につけ、使い慣れた腕時計とともに試験に挑んでください。ただし、音が出るものは、周りの迷惑になりますので注意が必要です。

始める前に机の整理

時間を効率的に使うためには事前準備が必要です。そのくらいで変わらないだろうと思われる方もいるかもしれませんが、自分が一番使いやすいよう、鉛筆、消しゴム、時計、問題用紙、解答用紙を置く位置を事前に決めておきましょう。

机がぐしゃぐしゃになってしまい、鉛筆や消しゴムを落としたりしてしまえば、それこそ時間のロスです。時計に関しては、腕につけておくか、机においておくのか、自分の使いやすいほうでよいでしょう。ただ、誤って机から落としてしまう可能性やとっさに時間を確認できるということを考えると腕につけておくほうが無難かもしれません。

基本情報記入はさっさと済ませる

試験の前に名前等をマークシートに記入する時間があります。会場ではマニュアルに沿って進めなければいけないため、順を追って試験官が説明をしながら進めることが多いでしょう。ただ、TOEIC経験者で書き方が分かっているのなら、自分のペースで書いてしまいましょう。

話を聞きながら何かを進めるということは意外と疲れてしまうものです。基本情報記入の間は、問題を開かない限り、先に進んではいけないという決まりはありません。

早めに終わらせて、最後に詰め込んだ単語を思い返したり、頭を英語でいっぱいにしたり、逆に試験中集中するために最後の脳みそ脱力時間でもいいかもしれません。TOEICの試験中は集中力が肝心です。とにかく、この時間は、人にコントロールされる時間ではなく、自分を試験に向かわせる時間として使います。

リスニングでも時間管理が大切

リスニングは放送に沿って問題を進めなければいけないので、時間管理は必要ないと思われる方もいるでしょう。しかし、リスニングでしっかりとスピード感をつかむことが大切です。大問ごとにDirectionが流れ、ページの変わり目にもしばらく時間が空きます。

この間の時間の使い方が大切です。この間にリスニング中の先の問題を読み進めましょう。読むスピードに自信のある方は設問も、自信がない方は選択肢だけでも先読みしておきましょう。

事前にどんなキーワードが聞かれるのかを認識しておくだけで、集中して聞くかなければいけないポイントが分かりリスニングはぐっと容易になります。慣れてくると問題を解きながら3,4個先の問題を先読みしながら進めることができるようになると思います。ただし、リスニング中にリーディング問題を進めることは禁止されていますので、注意してください。

文法セクションこそ時間管理の肝

文法セクションはリスニングが苦手な日本人の得点源といわれています。文法セクションで点数を取れるかが勝負になるということですが、実はこのセクション、時間管理の肝でもあるのです。ここがポイントになるからと、ここで時間をかけてしまうと、リーディングを最後まで進められなくなります。

リーディングを先に解くという人もいますが、リーディングは時間がかかる割に、小問は3,4問しかなく、得点につながらない上、こちらに時間がかかってしまうと、せっかく得点源といわれる文法セクションにかける時間がなくなってしまうかもしれません。文法よりもリーディングのほうが断然得意、スピードにも自信があるという人でない限り、順番通りに問題を解くのが妥当かと思います。

分からない問題を飛ばす勇気

分からない問題があると、そこで立ち止まってしまう人が多いでしょう。「もう少しで分かるのに」と思っても立ち止まってはいけません。まず問題文を読み。「ん?」と思ったら、もう一回だけ問題文を読んでください。

それでも分からなかったら、時間が余ったときに後で戻ってこられるよう、解答用紙の番号に丸をつけて、適当な選択肢にマークして次に進みましょう。(問題用紙は書き込み禁止なので注意してください)

自分の実力で正解を導きだせるか分からない問題に時間をかけて考えるよりも、よりたくさんの問題を先に進めるほうが確実に点数につながります。このとき白紙にはしないで適当でもマークをしましょう。間違えた問題を選んでしまってもペナルティはありません。

問題番号は逐次チェック

何度もTOEICを受けたことがある方は、気づいたらマークシートの番号と解いている問題の番号がずれていたという経験がある方も少なくないのではないでしょうか?

マークシート形式の試験では良くあることですが、TOEICは特に、問題数が多い上にひたすら4択(リスニングの一部は3択)が続くので、意識して問題番号をチェックしていないと、気づいたときには、ずれたまま10問も解いてしまっていた。ということもあるかもしれません。

それを書き直すということは、時間の限られたTOEIC試験では大変もったいないことです。問題を読む前に、問題番号も確認する癖をつけましょう。

リーディングは先に○○を

リーディング問題は、先に小問を読みましょう、時に本文を細かく読みこむ必要がないものがあります。読む必要がない本文を読むことは非常に時間の無駄です。先に小問を読んで、どのようなことが聞かれるのかを確認してから問題に取り掛かりましょう。本文を全部読まなければ解けない問題も、先に何が問われるかを知った上で読めばより解きやすくなります。

見直しできる時間の余裕を

全体の時間を管理する上で、最後に5~10分見直しの時間を取れるように心がけましょう。そのためにも上記にあげた時間管理が大切となるのです。とりあえず「一通り最後まで目を通した」という気持ちがあるだけで、先ほど残しておいた分からない問題を冷静に見直しに戻れるようになります。焦りながら、ぎりぎり最後までたどり着くというより、しっかりと時間管理をして、冷静になってから戻ったほうが、点数につながるはずです。

時間管理は慣れ!

上記のことは意識しただけでできるものではありません。考えながら時間管理するのではなく、時間管理術が自然とできるようになるまで何度も模擬試験をしましょう。TOEICの戦略本を勉強することは確かに大切なことかもしれませんが、それだけでTOEICの点数は取れるようになりません。

TOEICの戦略本の勉強をするのは2週間前まで。2週間前になったら過去問題でも予想問題でもいいので、本番と同じ想定で時間をきちんと計って4,5本の模擬試験をしてください。何よりもその時間感を身で感じることが大切です。

おわりに

TOEICに限ったことではありませんが、楽に点数を上げられるような必殺技はありません。特に語学は、毎日少しずつでも触れて、継続することが大切なのです。もちろん、単語を覚えたり、文法の勉強をしたり、ちゃんと「英語の勉強」をすることも必要です。

ただ、「TOEICで点数を取る」ということを目標にするのなら、それだけでは足りません。TOEIC試験は時間との戦いです。あと2週間で新しい単語を覚えて、それが試験に出てくる確率はどのくらいでしょうか?また、それがどれだけ点数につながるのでしょうか?最後の2週間は時間管理の練習に力を入れることで、確実に点数につながる訓練ができるのです。

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