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今からたったの半年でTOEIC500点アップのために実行すべき3つのこと

こんにちは。 純国産同時通訳者、小熊弥生です。 今回は、たったの半年で TOEIC500点アップ達成のために すべきこと3つについてお話しします。 この3つの方法は、実際に私が半年で TOEICのスコアを、280点から805点まで 上げた時にやったことなので、 あなたも、実行すれば必ず500点アップします。

その1:英和/和英辞典から離れよ

まず1つめです。 辞書は、類義語辞典に変えてください。 TOEICの場合は、設問も回答も英語です。 日本語を介することはありません。 ですから、英和/和英の辞書を使っていても、意味がないのです。 ある単語を日本語で言えたとしても、 TOEICの点数アップには全くつながりません。 ですから、辞書は類義語辞典に変えてください。 これによって、どんな利点があるのでしょう。 何かの単語を調べると、類義語がずらっと並んでいます。 そして反義語も書いてあります。 辞書は紙のものでもいいですし、電子辞書でもいいでしょう。 また、インターネットでシソーラスを検索すると 類義語と反義語が出てきますので、 それをプリントアウトしたり、 コピペしてまとめて自分の単語帳にしてもいいかもしれません。 いずれにしても、日英の訳語から離れましょう。 TOEICでは、英語による設問に対して たいてい、類義語か反義語で答えるようになっているので、 類義語辞典を使えば、回答するときにすぐに、ぴったりの表現が出てくるようになります。

その2: ウォーリーをさがせ

2つめのポイントは、「ウォーリーを探せ」です。 多くの人が、一生懸命になって、 はじめに設問の前にある長文のメールやメッセージを、 上から読んでしまいます。 けれども、そうするとたいてい、時間が間に合いません。 あとで時間に間に合わなくなって、 「全然答えられなかった設問が、たくさんあった」という羽目になってしまいますので、 これは、間違ったやり方と言えます。 では、どうすればいいのでしょう。 まず、最初に設問を読んでしまうのです。 そして、選択肢も読んでしまいます。 すると、「ウォーリーを探せ」のように、 長文の中から、何の情報を見つけ出さなければならないかが だいたいわかるのです。 つまり、下の設問を先に読んで 上に上がっていって答を探していく、という方法です。 お手持ちの公式問題集でもいいですし、 あるいはTOEICの問題集でもいいですから、 ぜひ、こうやって答を探すという習慣を身につけてください。

その3: なんでもすぐに英語化する

3つめは、あなたが毎日過ごしている中で 出会う色々な情景を、すぐ英語で表現するという方法です。 たとえば、あなたは今 パソコンの前で、私の動画を見てくださっているかもしれません。 もしそうなら、 “I’m watching Oguma Yayoi’s channel on YouTube on my computer at home” というように、 自分自身の目に、今現在入っている情景を 英語化するということを、自分に課してください。 そうすると、 何かを見たら英語にする、という習慣がつきますので、 自分自身の中に、「この表現ってなんていうのかな」 という、学習飢餓状態ができます。 脳の中が疑問でいっぱいになって、 「これって何ていうんだろう」という、 砂漠状態ができるのです。 砂漠状態ができたところに水をかけると、 シューっと吸収されていきます。 それと同じように、あなたが見たものをすぐに英語で表現する、 といったことを習慣にしておくと、 「これは、何て言うんだろう」と思ったときに、 その表現を辞書で調べたら、すんなり自分の中に入ってきたり、 誰かが英文でその表現を使っているのを聞くと、 「そうやって言うのか、なるほど」というように、 すっと吸収できるんです。 このように、英語の学習飢餓状態を作ってから、吸収させることで、 あなたの英語学習の効率は、どんどん上がっていきます。 よく、どうしてもこの表現を覚えなければ、 これ覚えなければ、というふうにして覚えようとする方が多いですが、 使う場がないものは結局、無駄になったりします。 想像してみてください。 何のメニューも考えないまま、スーパーマーケットに行って 「お買い得だから」といって、買ってしまったものというのは、 結局、腐らせてしまうことがよくありませんか? でも、今夜は麻婆豆腐を作ると決めて、 お豆腐と麻婆豆腐の素とひき肉を買えば、 その夜に、麻婆豆腐を作ってしまうので、 きれいになくなります。 英語も、まったく同じです。 自分自身で見たものを英語化する、という習慣がついていれば、 そのときにすぐアウトプットするわけですから、 自分に必要な、英語表現が来たと思ったときにも、 さっと活用することができます。 それができないと、 「えーっと、何だっけ?」 「あれ? あの表現なんだっけ」 「習ったはずなんだけどな」と言って 外国人の前で、うろたえてしまうことに なってしまいます。 サッカーボールのパスが来たときに、 とっさに蹴ることができないのと同じです。 ですから、そうならないように、 自分が見た情景を常に英語化するというのが、 3つめの習慣です。

まとめ

もう一回、整理しましょう。

1. 類義語辞典に変える。

日英の辞書は、やめること。

2. 「ウォーリーを探せ」

まず設問を読んで、回答を探すのを 習慣としてください。

3. 見たものをすぐ英語化する。

この3つの習慣で、必ずあなたのTOEICスコアも 半年で、500点アップしますよ。 ご報告を楽しみにしていますね。 では、次回をお楽しみに。 See You!

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小熊 弥生

小熊 弥生

純国産同時通訳者、バイリンガルMC、英語セミナー講師
1971年生まれ。1991年実践女子短期大学国文科卒業、2004年早稲田大学社会科学部卒業。


短大卒業後に通訳者を目指すも、英語力は英検4級、TOEIC280点と“平均以下”からスタートを切る。独自の勉強法を駆使し、半年後にTOEIC805点を取得して大手英会話学校講師に。その後、TOEIC950点、英検1級、通訳検定2級を取得し、短大卒業から3年半で通訳者デビューを果たす。

現在はフリーの同時通訳者として、主にビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わっている。環境問題、人権問題、核兵器問題、IT、アパレル等の幅広い分野で臨機応変に対応し、顧客からの指名依頼も多い。アンソニー・ロビンズ氏(世界的ベストセラー作家)やホルスト L.シュテルマー氏(ノーベル物理学賞受賞者)の来日講演、F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリー氏の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見、タグ・ホイヤー150周年記念記者会見、有名企業のCEO来日記念取材など、数々のイベントでも通訳をつとめる。

2010年7月からは『世界衝撃映像社』(フジテレビ)へのレギュラー出演を果たし、“バラエティーもできる通訳”として新たな領域を切り開いている。自身の経験をベースにした「英語モチベーションアップセミナー」では一人ひとりの目的に合った効果的な学習プログラム作りを指南。英語学習への意欲を引き出す講演が好評を得ている。

2016年1月、株式会社ブリッジインターナショナルを設立し代表に就任。

著書に『TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール』(幻冬舎)、『英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法』(KADOKAWA)、『5000の場数を踏んだ同時通訳者が教える「本当に」ビジネスで通じる英語フレーズ643』(講談社パワー・イングリッシュ)、『TOEICテスト280点から同時通訳者になった私がずっと実践している英会話の絶対ルール』(KADOKAWA)がある。

【小熊弥生 メディアサイト】

・ホームページ:http://www.ogumayayoi.com/
・Facebook:https://www.facebook.com/yayoi.oguma
・Twitter:http://twitter.com/Interpreteryayo

・株式会社ブリッジインターナショナル
 URL:http://www.bridgeinternational.co.jp

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