まずは、面接官のいる教室の前に案内されますので、自分の番が来るまで、椅子に座って順番を待ち、名前を呼ばれたらノックをして、「May I come in?」と言ってから部屋に入ります。これは英検のホームページにも書かれていませんし、特に言わなくても大丈夫ですが、面接会場に行くとこのフレーズを言ってから、部屋に入る人が多いです。
そのため、「自分も言わないといけないのか?」と悩むかもしれません。どちらでもいいですが、もし、気になるようでしたら前の人の真似をして、言ってから入室すると安心ですね。
実際の入室から退出までの流れは、日本英語検定協会のホームページで、英検バーチャル2次試験として、アニメーションで紹介されています。分かりやすい内容のほか、面接官の話す内容は、このアニメーションと全く同じだと考えてよいでしょう。もちろん、質問内容は全く違っているので、そこだけ重点的に練習をすれば問題ありません。挨拶の仕方などの流れは、このアニメーションの通りに返答すればよいので、間違えのないようそのまま、丸覚えしてしまいましょう。
全5問中3問目までは、試験官に渡された英文から出されます。まずは、声に出して文を読むところからスタートしますが、大きな声でゆっくりと、抑揚をつけて読んでください。ここでは、先ほど述べたリーディングの配点に関わってきますので、分かりやすく文を区切りながら読むようにしてください。
質問に関しては、とにかく過去問題を見て繰り返し、解答する練習をしてください。
文章で答えるのがベストですが、センテンスを作るのが難しいときは、単語だけでも言えるようになることです。沈黙は一番いけません。沈黙が長く続くと、分からなかったとみなされ、次の問題に進んでしまいます。
一問目は、読んだ文章から出題されますが、面接官も文章と全く同じ単語を使って、文章をなぞるように問題を出すので、どこを読んでいるのかを探せば、すぐに答えが分かるはずです。
2問目と3問目は絵を見ながら答えますが、これも、面接官の言う英語をよく聞いてください。Whatから始まる質問が多いですが、例えば、面接官が「What is she going to do?」と聞いた場合、答えるときは「She is going to~」というように、面接官の英語をそのまま同じように返し、続きを答えれば簡単ですし、キチンと文章で答えることが出来ます。
英検三級の面接官は、いろいろな方のホームページを見ても、日本人の場合が多いようです。日本人の話す英語は、同じ日本人同士、やはり聞き取りやすいです。それでも、聞き取れないこともあるかと思います。そんな時は、「Pardon me?」「Could you say that again?」などと聞き直せば、大丈夫です。
何度も繰り返して聞き直すと、理解できていないとみなされるかもしれませんが、聞き直すことは悪いことではありません。英語の面接は、コミュニケーション能力を試されているのです。分からないところは聞き直し、きちんとコミュニケーションをとる姿勢を見せることが大事なのです。