オーストラリア留学費用はどれくらい?
この記事の目次
はじめに
海外留学を考える際、一番気になるのはその費用ではないでしょうか。人気のオーストラリア留学の費用はどれくらいでしょうか。最初にかかるのは渡航費用
まず海外留学の費用には何がかかるかを考えてみましょう。留学には渡航後にかかる費用と渡航時にかかる費用があります。渡航時にかかる費用は、航空運賃、海外留学保険、それから留学手続きの手数料やビザ、パスポートの費用などです。航空運賃は、オーストラリアの場合は、10万円~30万円程度かかります。オーストラリアはジェットスターなどのLCCが豊富なので、旅行運賃を比較的抑えることも可能です。
ただし、渡航の際に往復の航空券を持っている必要があるので帰りの航空券は購入しておく必要があります。シーズンオフに渡航することでかなり航空運賃を押さえることが出来ます。また、オーストラリアでは留学生やワーキングホリデービザの取得者は必ず海外留学保険に入ることを義務付けられています。こちらが年間10万円弱かかります。また、ワーキングホリデービザの取得者は、貯金通帳に一定の貯金がある必要があります。学費はどれくらい?
それでは、渡航後はどのような費用がかかるのでしょうか。渡航後にかかる費用ですが、学費、居住費、食費、交通費、その他の生活費となります。学費はどれくらいかかるのかというと、まず語学学校ですが、週払い制で、週250ドル~370ドルかかります。1年間通学すると10%~20%割引がある場合があります。年間にすると110万円~160万円が相場のようです。
オーストラリアには全国に公共の専門学校TAFEがあり、ここでは様々な科目を学べます。TAFEは専攻する学科で金額がかなり異なりますが、短期ではなく長期のDIPLOMAT取得の場合、年間100万円前後が相場です。オーストラリアの大学は年間100万円~200万円で、学科や大学により異なります。ただし3年で修了するので4年生のアメリカより1年間少ない分学費も少なくなります。住居費はどれくらい?
留学するのであれば住みかも確保しなければなりません。一般的にはホームステイ、学生寮、シェア、賃貸契約をするなどがあります。多くの人が最初はホームステイや学生寮を選択する人が多いようです。ホームステイは週に250~280ドルが相場となっています。ホームステイではその金額で食事などもまかなってもらえますし、学校に送って行ってくれるところも多いようですので、その他の費用はあまりかかりませんが、長期間滞在するのであれば、費用や環境の問題などで他の住居を探す場合が多いようです。
学生寮は学校によりますが、150ドルくらいが相場のようです。オーストラリアでは多くの若者は他の若者と一緒にシェアで住んでいます。台所やバスルーム、リビングを共同利用するのですが、そのため安く住みますし、また共同生活者との交流も生まれます。集150ドル~200ドルくらいが相場です。個人で賃貸契約を結ぶことも可能
長期滞在予定であれば、個人で賃貸契約を結ぶこともできます。オーストラリアの場合は、週払い制で、敷金が1か月分のみのために賃貸契約を気軽に結び安いのです。家具付きの物件も沢山あるので、何もそろえる必要もありません。
ただし、日本のようなワンルームの物件がかなり少ないので探すのに苦労するかもしれません。自分がシェアのオーナーとなり、他の人に残りの部屋を貸すこともできます。料金についてはまちまちですが、ワンルームのスタジオタイプの部屋で週200ドル以上~といったところです。年々上昇する物価
オーストラリアは近年物価が急上昇中です。外食は日本のような安いレストランが少ないので高くつくので注意しましょう。コンビニのドリンクも500mlのコーラで400円程度します。そういうことも踏まえてなるべく節約をするようにしても月2万円~3万円かかるかもしれません。以上を踏まえて、1年間にどれくらいの費用がかかるのかというと、場所や学校などによりますが年間180万円~270万円程度かかります。各国と比較する
他の諸外国と比較すると、オーストラリアの留学費用は平均的な料金だと言えます。かつては、アメリ カやイギリスよりもかなり安かったのですが、物価上昇により変わらなくなっています。ニュージーラ ンドはまだ安く済むようです。オーストラリアは学生でも就労ビザが取得できる
オーストラリア留学の1つの利点として、学生でも働くことが許されていることです。この規定は国によって異なっており、就労を制限している国もあります。オーストラリアでは学生は1週間に20時間働くことが出来、夏休みなど長期休暇にはフルタイムとして働くことが出来ます。オーストラリアではアルバイトの時給がとても高いので20時間でもかなり稼ぐことが出来ます。国が定める最低賃金は16.87ドル(1,600円)です。これは日本の最低賃金の2倍以上という高額賃金です。
イギリスは1100円、アメリカは800円で、留学費用は大差ないわけですから、オーストラリアではアルバイトをしながら学習すれば、かかる費用もかなり少なくなると言えます。ただし、日本食レストランなどは基準に満たない賃金しか支払っていないところもあるので注意が必要です。おわりに
オーストラリアは年々物価が上昇していますが、安全で過ごしやすい国です。費用は色々な方法で節約が可能なので考えながら留学してみましょう。