英会話初心者必見!独学の心得!
この記事の目次
はじめに
仕事で英会話が必要になるかもしれないと不安な方。そうでなくとも、映画や海外ドラマの影響で英会話に興味を持ち始めている方。でもいちいち英会話スクールに通うのも面倒くさい……。そんなあなたに、英会話の勉強を始める前の、簡単な心得について紹介します! 英語に自信がなくて不安な方も、何をやっていいか分からないという方も大丈夫。即効性はありませんが、気持ちを作ってから物事に取り組むのって、大事ですよね。興味を持つことが大事
興味を持つことが大事
何事も、興味関心のないことをするのは辛いものです。仮にあなたが全くサッカーに興味のない人間だとしましょう。家族の誰かがテレビでサッカーの中継を見ています。あなたは特にやることもなくて、テレビをぼんやり見つめています。けれど、やっぱり興味がないので、だんだん見飽きて来ます。ボールが行ったり来たりするのを見ていて何が楽しいんだろう……。そんな疑問を持ち始めます。
興味関心のないことを無理やりやるということは、この面白くもないサッカー中継を無理やり見せ続けられることに似ています。普段だったら自分の部屋に行ってしまうなり、何か他のことをしてしまえばいいのだけれど、そうもいかない特殊な状況。あなたはこの「ボールが行ったり来たりする」場面をずーっと見せ続けられなければなりません。さて、どうすればいいでしょうか? 答えは明白です。
「目の前で起きていることを少しでも楽しめるようにすればいい」。それだけのことです。興味のないサッカーの試合でも、「あの選手の髪型かっこいいな」とか、「観客席のあの子かわいいな」とか、「あのボールのけり方、何だか格闘技に似ているな」とか、そんなどうでもいいことでもいいのです。何か自分が興味関心のあることに結び付けてみ始めれば意外と面白くなってきます。 これはもちろん、英会話においてもそうです。
独学でも大丈夫
「日本語でも会話が苦手だというのに英語でなんてもってのほか!」「語学だけは昔からどうあがいても駄目だったんだ……」「とにかく不安で自信がない」。こういう言い訳は分かります。筆者も何かにつけて言い訳をしてサボろうとする人間です。だからとにかく楽をしようとします。そうです。そんな立派な心構えなんてなくてもいいんです(心構えを紹介する記事でこんなことを言っては駄目な気もしますが……)。
リスニングCDを買って勉強するとか、英会話スクールに通って勉強するなんてことをしなくても大丈夫です(ただし、自分でこれらの勉強法の方が合っている、と思える日が来れば、迷わずにその方法を選択してください。要は、自分の考えたことに対して素直になってみようということです)。些細なことでもコツコツ積み重ねていけば、英会話スクールでがっちり勉強している人にも負けないくらいの英会話力が身に着くかもしれません!
人に勧められることに対して
この記事で一番言いたいことを先に言ってしまうと、とにかく「自分のことをしっかりと知って自分に合う方法で英会話を身に着けようとすること」です。そしてそのために「自分自身をしっかりと知ること」を推奨します。「己を知り、敵を知れば、百戦危うからず」ってやつですね。その初歩「己を知り方」についてご紹介しようというわけです。
まず、英会話に限らず語学の勉強となると、いろんな人がいろんなことを言うと思います。「問題集やってれば、自然と会話力も身に着くよ」「ひたすらCD聞くだけ。それだけ」「ジャングリッシュじゃ笑われるよ。アメリカ行きな、アメリカ。2ヶ月とかでいいから」みんな結構勝手なことを言って、あなたを惑わせます。結局、どの方法も「英語を上達する」というゴールは一緒なので、どれをとってもそれなりにうまくいきます。しかし、自分に合わない方法だと時間もコストもかかるし、何より面倒くさいですよね。そこで、自分に合った方法を探すことが大事なのです。
続けてください
自分に合った方法さえ見つけてしまえば、それがどんなに奇抜な方法でも構いません。ひとまず続けてみてください。毎日英単語10個の正しい発音を勉強する、でも、洋画を字幕を使わずに見る、でも構いません。とにかく続けてください。継続は力なりです。そして矛盾するようですが、継続の最中にもっと自分に合った方法を見つけたらすぐにそっちに乗り換えてください。今までやってきたことと新しく見つけた勉強法をハイブリッドしてみるというのも手です。とにかく、「続ける頑固さはある、しかし柔軟でもある」という姿勢でいてください。
それでは、自分に合う勉強法とはどんなものがあるのか、以下でその一例を一緒に見て行きましょう。自分に合う方法、と言いましたけれど、これらはあくまでも一例です。筆者が考える、「スタートとしてはこれくらいがちょうどいいんじゃないだろうか」というものです。勉強する当人である皆さんは、これらを入り口として自分にぴったりな方法を探す長い道のりに出ていただくことになります。しかしどれも難しいものではないので、そんなに気構えず、気が向いたらやってみてください。
独学勉強法①歌で覚える
英語は嫌いだけど音楽は好きだよと言う方。洋楽に最近はまっているという方におすすめの勉強法です。 やり方はとっても簡単。洋楽のCDを手に入れて、おうちで歌詞を目で追いながら一緒に歌うのです。もちろん、口ずさむだけでも、熱唱するのでも可です。ただ、この時意識してほしいのはなるべく歌手の人の発音に近づくよう努力してみること。歌手によっては変な発音が身に着いてしまうこともありますが(笑)、歌詞をきっかけに正しい発音を知ってみようという気になるかもしれませんし、勉強の入り口としては、「歌を歌って英語の発音に慣れる」というのはうってつけだと思います。独学勉強法②ラジオを聞いてみる
歌での勉強法のいいところは難しいことを考えなくても感覚的にできるということですが、感覚じゃ分からない。きちんと説明してほしいという方はこちら。ラジオだけじゃなくてテレビでもいいです。しかしテレビだと、それを見るのに時間をとられてしまうのでやはりラジオで「ながら勉強」してしまうのがいいと個人的には思います。ラジオなら、きちんと構文や単語熟語について教えてくれることが多いので、きちんと理解したいという人にはおすすめの勉強法です。独学勉強法③具体的な場面を想像する
歌もラジオも面倒くせえという方はこちら。英語を使う実際的な場面を想像してみる。使うのは想像力だけ。あなたの頭一つで出来ます。しかしこの時注意してほしいのは、できるだけ細かい部分に至るまで想像し切ること。
例えば、外国人留学生に好きですと伝える場面を想像するのなら、どんな天気のどんな場所、どんな時間帯のどんな状況で告白するのか、伝える相手の髪は金色か赤か黒か、目や肌の色は何色か、身長はどれくらいで、自分はそうした特徴のどんなところに惚れたのか(流れるような金髪にブルーの瞳、すっとした高身長でスレンダーなところに目を引かれた、というように)について具体的に想像してください。
もちろん、セリフもです。単純に「I love you.」で終わらせるのか、「I need you. I want to be your man」などと長ったらしく言ってみるのか、「Hag me! Please」とかわいらしく言ってみるのかなど、細かく具体的に。それに対する相手の受け答えについても詳細に想像してください。やることは、これだけです。
上に挙げた例がちょっと特殊だったので、分かりにくかったかもしれませんが、もし好きな映画や海外ドラマがあるとすればそのワンシーンを思い浮かべてみるのもありです。この方がセリフも考える必要がないし、後はワンシーンのやり取りをお気に入りのキャラクターになったつもりでイメージするだけ。とても簡単です。
ただのイメージトレーニングか、と思うかもしれませんが、人がある能力を身に着けるには、「自分がこれからどういった作業をするのか」というイメージを脳が作る段階と、「その作業を実際に肉体に行わせる」という2つの段階があります。イメトレは、これらの最初の段階「脳がイメージする」段階をスムーズにする力があります。確かにこれだけではまだ実際の会話には足りないかもしれませんが、スタートの準備だと考えればこれぐらい簡単なのが一番です。