ワーキングホリデービザを利用した短期海外移住の勧め カナダ編
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ワーキングホリデービザを利用した短期海外移住の勧め カナダ編
日本にも海外に移住したいという夢や目標を持っている方もたくさんいると思いますが、ここではおもにワーキングホリデービザを利用した短期間の海外移住について書いてみたいと思います。
ワーキングホリデービザはご存じの方も多いと思いますが、主に18歳から30歳までの、異文化に適応力がある世代を対象にした、ある種の文化交換プログラムで、簡単な適正試験を受けたり、もしくは単に申請するだけで、1年間から2年間の就労可能な滞在ビザを発行してもらえるシステムのことです。
現在のワーキングホリデー加盟国
日本ワーキングホリデー協会のウェブサイトによると、現在日本はオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェイとワーキングホリデーの協定を結んでいるそうです。
海外への移住と言うと、まずはビザの取得がハードルになると思いますが、ワーキングホリデーは、他のビジネス、投資、留学などに比べると、あっさり簡単に取れるのが特徴です。
ワーキングホリデーの起源
この制度は1980年にオーストラリアとビザの協定を結ぶことで始まったそうです。当時は1年限定でしたが、現在は申請すればあと1年延長できるそうです。(これには1年目の滞在で三カ月間以上労働したことの証明が必要になります。)
他の国はそれぞれ条件が違います。オーストラリアでの労働としては、フルーツピッキングや牧場、農場、カフェなど、最近はIT関連などもあるようです。
カナダに住む
筆者は同ビザを取得してカナダのバンクーバー市に短期移住しました。主な目的は英語の学習でしたが、異文化に触れてみたいというのが大きなモチベーションでした。
期間は特に定めずに、飽きたらアメリカや南米に行こうと最初は思いましたが、結果的に一年半滞在しました。
バンクーバーはアメリカ大陸の西海岸に面していて、カナダの最南端の大都市です。
アメリカの国境も近く、ガソリンはアメリカの方が安いため、シアトルまで車でガソリンを買いに行く人も多くいると聞いたことがあります。
現在のバンクーバーはまさに人種のるつぼといった感じで、中華系の移民が50パーセント以上の割合を占めており、バンクーバーに限っては、第一言語は英語、第二言語は中国語という感じでした。
カナダはフランス語圏でもあるはずですが、不思議とフランス語を話す人はあまりみかけませんでした。
カナダでアパートを借りるのは、日本で外国人が部屋を借りるほど難しくありません。連帯保証人も敷金、礼金も必要ありません。
部屋を出るときに返してもらえるデポジット(保証金)を入居の際に払います。空き部屋の前にVACANT(空き)という表示と連絡先の電話番号が書いてあるので、新聞やネット以外では、足を使って部屋を探すのが基本のようです。
英語を学ぶ
バンクーバーは特に海外からの移民が多く、語学学校が豊富にあります。
語学学校と一律に呼んでも、値段もレベルも様々ですので、自分にあったクラスを最初にしっかりリサーチすることをお薦めしたいと思います。
現地のフリーペーパーでは、ルームシェアやホームステイの情報も豊富にありますので、それらを利用して、現地のカナダ人と交流するのもいいかもしれません。
カナダはバンクーバーに限っては、あまり訛りの無い英語が話されていました。
バンクーバーやトロントなどの大都市は日本人のコミュニティがあり、英語が喋れなくても何とかやっていけますが、日本人だけで固まっていても、英語力は向上しませんので、語学力を伸ばすことが目的の人は、そのあたりはしっかりとした目標を持つことも必要だと思います。 http://www.canadajournal.com/jpn/studydir/studyabr.html
バンクーバーで働く
バンクーバーにはバンクーバー新報、OOPS(ウープス)、トロントには日加タイムズなどの、日本語のフリーペーパーがあり、それらに求人情報が多数載っています。
職種はジャパニーズレストランの調理師、ウェイター、ウェイトレスから美容師、ITなどの専門職までいろいろあります。
英語で履歴書を書くのが基本になりますが、インターネットにはそのためのマニュアルも多くありますので、それらを参照すれば良いと思います。
中華街の観光
バンクーバー市の中心部には、サンフランシスコに次いで北米第二の規模と言われる中華街があります。
ここは観光地としても有名ですが、とにかく中国を一部切り取ってそのままもってきたかのように、いたるところで漢字を目にし、中国語を聞くことができます。
治安も比較的いいので、観光がてら美味しい中華料理を食べに足を伸ばしてみるのもいいと思います。
バスや列車で行くことができますが、途中に治安のあまり良くない地域があるため、歩いていくのはあまりお薦めできません。
バンクーバーを起点に旅行をする
現在は分かりませんが、2000年当時はアメリカとキューバは国交が無く、アメリカからキューバへの飛行機の直行便が無かったため、アメリカ人はカナダやメキシコ経由でキューバへ旅行していました。
バンクーバーからも安い直行便が出ていました。カナダの国内を旅行するならグレイハウンドバスを利用するのが一般的です。
バスを乗り継いで東海岸まで行くことも可能なようです。
カナディアンエアラインなどの国内線も、リーズナブルな価格で利用できます。 レンタカーをかりる場合はクレジットカードが必要ですので、自動車旅行を考えている方はあらかじめ取得しておく必要があります。
カナダからアメリカに観光に行く場合は、アメリカの入国管理局ではカナダの滞在ビザがあり、観光で入国することを強調した方がいいそうです。
ビザのステイタスを変更する
カナダのワーキングホリデービザは半年間、無条件に延長できますが、それ以上延長するためには、労働ビザ、学生ビザ、移民ビザなどが必要になってきます。
その手続きをしっかり行わないと、不法滞在になってしまうため、そのためのリサーチもしっかりやる必要があります。詳しくは以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.loopp.com/01/lifestyle/features/070803_abic.php
引用
http://www.loopp.com/01/lifestyle/features/070803_abic.php
http://www.jawhm.or.jp/system.html
http://matome.naver.jp/odai/2129559779149366201
おわりに
海外移住と言っても、一生同じ場所にしがみつかなければならないわけではありません。
18歳から30歳あたりの頭の柔らかい時期にいろんなものを吸収しに海外に出てみるのは、とても貴重な財産を得ることになるのではないでしょうか?