誰でも手軽に!独学に必要な簿記2級の勉強時間の平均と対策
この記事の目次
はじめに
簿記検定試験の中でも、比較的難易度が高いと言われているのが2級試験です。勉強時間も、3級などと比較するとやや多めとなる上、専門的な用語なども覚える必要があります。簿記2級に独学で受かる為に必要な平均勉強時間と対策についてご紹介します。簿記2級は独学でも合格できる!
日商簿記2級は、3級などと比較すると、より実務的な内容を盛り込んだ試験となっており、2級を取得しておくことで、就職や天職、職場内での待遇面でも優遇を受ける事ができる場合があります。 その分だけ難易度も高くなっていますが、2級に合格するためには必ずしも専門学校などで勉強しなくてはいけないというわけではありません。
日商簿記2級の受験条件に、そういった学校を卒業したかどうかの内容が盛り込まれていないためです。ですから、独学でも受験することができますし、当然ながら、試験に合格することで資格取得を果たすこともできます。
試験までのスケジュールを事前に作っておこう
日商簿記2級に独学で合格しようと思うのなら、必ずやっておきたい事が1つあります。 それが、スケジュールを事前に決めておくという点です。 独学の場合、学校に通いながら勉強する場合とは違い、全ての段取りを自分で決める必要があります。勉強の進捗状況や1回ごとの勉強時間、どういった部分を重点的に勉強するのか、どの点が試験に重視されているのかなどを全て自分で決める必要があるため、試験日までの時間をより有効活用しながら試験勉強を行う必要があります。
場合によっては、試験慣れをしておくためにも、模擬試験の様な形で過去問を使いながら本番形式で学ぶ必要もあります。ですから、試験勉強を独学で行うのなら、あらかじめスケジュールをしっかりと綿密に組み立てた上で、それに従う形で実践しましょう。
仕事から帰宅後の2時間でOK
日商簿記2級に独学で合格を目指す方の中には、既に仕事を持ちながら、自己啓発や新たな可能性を見いだすために資格取得を希望している方も多くいらっしゃいます。 一日の全ての時間を勉強に費やすことができる方とは違い、日中に仕事を持っている方にとっては、なかなか思う様に簿記2級の勉強時間を取ることもままなりません。
ですが、実際に社会人として仕事を熟しつつ、独学で勉強を行った結果、日商簿記2級に合格している方も多くいるんです。 要は、どのような形で勉強をするのか、より要点を重視した上で勉強することができるのかが最も重要なポイントです。例えば、仕事から帰宅した後のわずか2時間を勉強時間に割くことができれば、社会人の方でも十分に独学で合格を狙うことができます。
1日1時間の勉強を毎日続ける
学校に通う場合とは違い、独学で試験勉強を行う上で最も気をつけておきたいのが、継続した勉強を続けるという点です。 例えば、ある日には10時間以上も勉強したのに、その翌日には全く勉強しなかったという、あまりにも極端な勉強方法では、覚えられるものも覚えることができません。
特に、日商簿記2級は、様々な専門用語や計算方法、記載方法を覚える必要がある試験ですから、長時間に渡る勉強を数日おきに行うよりも、1日1時間で結構ですから、それを毎日欠かさず継続して行う方が、独学で合格を目指すという意味でより効果的な勉強法となります。
30分の復習時間の有無が合否を分ける
独学で合格を目指す方にとって必ず実践して貰いたい点が1つあります。それが、復習時間を設けることです。 例えば、1日1時間の勉強を行った後、それで終了するのでは無く、その後、30分程度の時間で全然構いませんから、1時間のうちにマスターした新しい知識をしっかりと自分の物とするため、復習するようにしましょう。
簿記2級は、専用の帳簿を使って、専門用語を駆使しながら正しく帳簿を付けることができるかどうかが試される試験ですから、わずか30分程度の復習時間を設けるだけでも、これらの要点を意外なほど、しっかりと記憶することができる上、これを毎日欠かさず実践する事で、身体が自然と覚えてくれるようにもなります。
参考書は1冊ずつマスターしよう
日商簿記2級の資格にかかわらず、独学で簿記2級 勉強時間 独学でする方がよく犯しがちなミスの一つが、参考書などを一気に何冊も購入してしまうと言う点です。中には、参考書を沢山購入した段階で、既に満足してしまい、せっかく購入したにもかかわらず、一回も中を熟読した事が無いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、独学で試験勉強を行う上で、参考書の存在は欠かすことができません。 参考書には、独自の研究や調査に基づいた得がたい知識や勉強法なども記載されているため、有効活用することで、試験の合格率を飛躍的に高めることが出来ます。 ただし、それはあくまでも、参考書に記載されている内容を「有効利用」できた場合の話です。
一度に沢山の参考書を購入してしまうと、どの参考書から手を付けていけば良いのか分からない場合が多々あります。結果、参考書を使うどころか、一冊も手を付けないまま放置してしまうと言う状況に至ってしまうのです。 独学で勉強する場合には、必ず、一度に購入する参考書は1冊程度に抑えておきましょう。 そして、その1冊をしっかりと最後までマスターした後、改めて別の参考書を購入するようにしましょう。
無理のない勉強時間で集中力アップ
例えば、専門学校などで専門的な資格試験の勉強を実践した場合を連想してみましょう。 大抵の学校では、1授業を1時間から1時間半程度で完了します。それ以上の長時間にわたってだらだらと授業時間を重ねる所はありません。
これは、人間が一度に発揮出来る集中力に限界があること、ただ座って頭を働かせながら勉強するだけでも、人間の身体は疲労感を覚えてしまう点に由来します。 一見すると、沢山の時間を勉強時間に費やした方がより効果的と思いがちですが、人間は、一度に長時間の勉強をするほど、疲労状態へと陥ってしまいます。
こうなってしまうと、たとえどれだけ参考書を熟読しても、満足に記憶することさえできません。 大切なのは、短時間でも良いですから、集中して物事を学び覚えるという点です。 特に、独学で勉強する場合、周りからアドバイスなどをもらう事ができない状況だからこそ、自分でしっかりと状況把握しつつ、集中力を維持することができる勉強時間を決めた上で学ぶ様にしましょう。