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カナダでのホームステイで感じた英語上達七つの実践

はじめに

外国で英語を勉強することのメリットとして、現地では周りの人達がいつも英語を話しているので、日常の中で日本語が耳に入ってくることがないというのがあります。そういう環境に身を置くことは、英語上達のためには欠かせません。もちろん日本で勉強をすることはできますが、外国に実際に滞在した方が、その上達速度は圧倒的です。以下では私がホームステイをしながら実践した七つのことについて書きたいと思います。

カナダでのホームステイ

私はカナダのリジャイナという町で一か月間でしたがホームステイをしたことがあります。 元々英語に興味があったということもありますし、ちょうど大学の夏休みということもあったので、大学の研修プログラムに参加するという形でカナダに行きました。

英語はどちらかというと得意な方だったと思います。高校時代から、文法はしっかりと勉強していたので、それなりに理解もできていたのですが、やはり本場を体験してみたいと思い、大学の掲示板に募集があったのを見て参加したのです。

費用は50万円強かかりました。その内の半分以上は飛行機代です。その他は現地の大学でも研修代や、ホームステイ先の方に支払われる費用ということになっています。福岡空港から羽田に行き、リムジンバスで成田に移動。成田からバンクーバー、そしてバンクーバーからリジャイナへとさらに飛行機に乗り、福岡から十五時間ほどかかってようやく到着しました。

英語しか使えない環境

ホームステイ先の家は、あらかじめ大学の方から決められており、どの家にお世話になるかは知らされていました。ホームステイと言っても、一日中ホストファミリーと一緒にいるわけではありません。私は昼間は現地の大学に通い、現地人の講師の下で英語の勉強をしていました。

ただ、教室内では一切日本語は禁止で、すべてにおいて英語を使うことが求められました。毎日宿題も出されていましたし、最初はすごく窮屈に感じましたが、わからない言葉があれば、その場で電子辞書を使って調べる習慣がついたので、結果的には語彙は増えました。

外国に行った方が実は英語で話すのが楽

個人的な感想ですが、外国に行った方が日本で英語を使うよりも精神的に楽な部分があります。英語を使わざるを得なくなるというのはもちろんありますが、日本にいるときよりも、失敗が許容される空気があるというのが大きいでしょう。

現地の人も、日本から来た人間がすらすらと当たり前のように英語を話せるなんて思っていません。ですから下手くそで文法もまともになっていないような英語でも、聞き取ろうとしてくれます。その経験の繰り返しで、少しずつ英語は上達してゆくのだと考えます。

お店に入ってみる

大学が終わった後は、地元のスーパーなどに行って買い物をしたり、ホストファミリーの帰りが遅いときなどは、友人と外食をしたりすることもありました。もちろん、最初はビビりながら入るんですけど、一応こちらはお客さんですから、多少英語がぎこちなかったり、わからなくても、向こうは親切に対応してくれます。

ですので、こういったお店の中の方が、気軽に口を開いて英語を使うことができるのではないかと感じました。そのうち一人でマクドナルド、ドーナツ店、スターバックス、サブウェイなどのファーストフード店も一人で入るようになりました。なんとなくそういうのにも抵抗がなくなっていくのを経験すると、やはり大事なのは精神的な慣れなのだと感じました。

耳から覚える

現地のCDショップに行って、欧米のアーティストのアルバムを買いました。さっそくiPodにインポートして何度も繰り返し聴きました。英語は耳から覚えるのが吉です。どんなにたくさん単語を知っていて、文法に詳しくても、実際に相手の言葉を聞きとれずに、また自分が正しい発音で喋れなければ意味がありません。

会話を上達させるためには耳を英語に慣らすというのが先決です。もちろん、母語が日本語である私たちにとって、英語の単語や文法を学ぶことが不可欠であることは事実ですが、受験英語をだらだらといくらやっても、耳で覚える訓練をしなければ、それ以上の上達は望めません。

テレビでニュアンスを学ぶ

それと、テレビも見るようにしていました。日本語と英語には、文法的な違いだけでなく、意味自体が通じてもニュアンスが異なったり、それを使う場面が異なっていたりすることがよくあります。

そういった微妙な感覚の違いを理解するには、なるべく人と触れ合って体で覚えていくのが一番なのですが、テレビを見ると、画面から流れてくる会話やジェスチャーの節々から、欧米人の感覚を読み取ることができます。

この場合、言葉が聞き取れずに何と言っているのかわからなくても問題ではありません。大事なのはあくまでも文化的な感覚の違いを感じることです。それが後々、英語の上達には欠かせないものになってくるのですから。

積極的に話しかけてみる

私は方向音痴なので、現地ではよく道に迷って迷子になりました。大学からホームステイ先の家に帰るのにも苦労していました。そんなとき、私はよく近くにいる人に話しかけて道を尋ねていました。

その町はカナダの中でも田舎の町でしたので、治安もよく、町の人達は親切に対応してくれました。乗るバスを間違えたときも、運転手さんが丁寧に、どこでどの路線に乗れば目的地に行けるのかを教えてくれましたし、安心して話しかけることができる環境だったと思います。

この場合大事なのは、積極的にコンタクトをとってみるということだと思います。なかなか難しいのはわかりますし、私も日本では町で人に道を尋ねたりはしません。しかし、そこが日本でないからこそ、逆に積極的になれる部分があったと思います。環境を利用して、どんどん英語を使っていくことができれば、上達とともに自信もつきます。

おわりに

私はホームステイする前は、TOEICでも600点くらいしかとれなかったのですが、帰国後しばらくして受けたテストでは800点近いスコアを出すことができました。

とくにリスニングの点数が大幅にアップしていましたので、短期間での現地滞在も無駄ではなかったのだなと思いました。必ずしも英語圏の国に行く必要はないと思いますが、五感を駆使して学べば、その学習効果は絶大なものがあるでしょう。

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