手紙を書く時はまず、自己紹介から始めましょう。英語では日本語の様な季節の挨拶や、「いつもお世話になっております」の様な形式的な挨拶は使用しません。初対面の人でも、「Hello」や「Hi,」から始めて問題ありません。
そして、「My name is XXX, I was introduced from OOO(私の名前はXXXです、OOO(学校名等)から紹介されました)「I’m expecting to visit and stay at your place from ….(そちらで….(日付)からお世話になります)」等、紹介元や到着日等、簡単な挨拶から始めましょう。
ホームステイを受け入れる側も、すでにあなたの名前や年齢、学校等は知らされているはずですが、ハウスメイトと呼ばれる様な、一つの家に数名の留学生が間借りする場合もありますので、必ずしも自分のことを相手が把握しているとは限りません。知っているはずと省略せず、改めで自己紹介をすることが大切です。
内容
実際の内容は、質問事項というより飛行機の到着便や日時、家までの場所、学校に通う場合は、学校名や初日の事等、今の時点での情報を書きましょう。「I’m arriving at DD, YY at XXX(日/月のXXX時に着きます)」「I was told that I would take Bus XX to get your place(XX番のバスに乗ればいいと言われました)」等で、表す事ができます。
後は、今の日本での生活や(学生かどうか)、自分の家族、現地に着いたら何をしたいかなど、難しく考えずに素直な気持ちを伝えましょう。注意点は、「私は、英語が全然できません」「ご迷惑をおかけするかも知れません」といった、謙遜の言葉は使用しない事です。日本語では謙遜はいいものとされていますが、海外ではそのままの意味に捉えられる事があり、相手を不安にさせてしまう恐れがあります。
もし英語が苦手なのであれば、「I’m studying English(英語を勉強中です)」と言い換え、また、ご迷惑をおかけするかもしれない事を伝えるのであれば、「I might need your help a lot/ I will really appreciate if you could help me(沢山助けていただくかも知れません/助けていただければ嬉しいです)」といった、ポジティブな言い方に言い換えましょう。
特に、手紙ではトーンや表情が見えないので、シリアスになりすぎないことが大切です。
締めの言葉
最後に締めの言葉となりますが、こちらはシンプルでかまいません。「I’m looking forward to seeing you soon(お会いできるのを楽しみにしております)」「Please say hello to all your families(皆様によろしくお伝えください)」等の表現が一般的です。そして最後に、「Best regards」「Thank you」、日本語でいう「敬具」や、「よろしく」といった表現で締めます。
帰国後の手紙
ホームステイ先への手紙は、行く前だけとは限りません。むしろ、無事に帰国した後には、ホームステイ先の方へお礼の手紙を出すといいでしょう。
内容は、「I safely returned in Japan(無事に日本に着きました)」「I already miss days at your home(すでにあなたのお家での日々が懐かしいです)」「Thank you for wonderful opportunity to spend days with you(素晴らしい日々をありがとうございました)」等、無事に帰国した報告と、現地でお世話になったお礼を伝えます。
「I hope that I would visit you someday soon again(また近々お伺いしたいです)」「I hope I will welcome you in Japan next time(次は日本でお迎えしたいです)」等、「また現地で/日本でお会いできれば嬉しい」という希望も入れると、今度もやり取りができるつながりになるでしょう。