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非文系社会人のためのビジネス英語勉強法

はじめに

社会人として働き始めてからビジネス英語の習得を迫らせるのは営業、マーケティング職種の人間だけではありません。英語を苦手とする割合が高い技術、開発職種でもビジネス英語が業務を遂行する中で必須という職場が多くなってきています。

非文系のための論理的英語習得方法

英語は文系の科目ですが、英語習得に向けてのプロセスは非常に明快で論理的、つまりやり方が適切で時間を割り当てることが出来てそれを継続できれば成功します。この法則のもとには理系が嫌う感覚的な力は働きません。ただし、これは英会話や英語文学ではなく、ビジネス英語や技術英語に特化した場合です。つまり、非文系のための論理的ビジネス英語勉強法とは、適切な勉強法に時間を費やし続ける事です。

まずは現状と目標を把握しよう

自分に合った適切な勉強法を決めるためにはまず自分の現在のレベルと目標のレベルを確認しましょう。今何が出来なくて困っているのか、例えば電話での聞き取り力が弱いとか、メール返信に時間が掛かりすぎてしまうという例が考えられます。 この場合は勉強法としてはリスニング教材の聞き取り、メール例文集を元にした学習や業務分野の語彙力アップが挙げられます。また、上司や先輩が対応している業務、例えばミーティングの開催なども行えるようになりたいという目標を持つならば、これに必要な勉強法も考える必要があります。

ビジネス英語力のものさし、TOEICテスト

ビジネス英語習得レベルの判断に便利なのがTOEICテストです。TOEICテストはビジネス関連の語彙や表現が題材にされていますが、ベースにあるのは英検と同じく英文法ですので、すでにビジネスの場に入っている社会人が受験することで意外にも基本的な英文法の理解不足がビジネス英語力向上の足かせになっていることに気付くかもしれません。 TOIECを実際に受験しなくても、TOIECテストの問題集などを利用することで英文法力に課題が見つかったならば学生時代に勉強した文法のおさらいが必要です。また、TOIECテストは結果が合否ではなくスコアで得られるため、学習成果を確認するために複数回受けるテストとしても適しています。

勉強時間の確保をコミットする使える時間の分析

ビジネス英語の勉強法を考えるときに、目的別の他にもう一点意識したい事があります。それは使える時間別の勉強法です。 例えば、電車通勤などで口に出してしゃべることは出来ないが、テキストを読んだりイヤホンで音声を聞ける時間がある人と、車通勤でテキストを読むことは出来ないが音声を聞いて声に出すこともできる人では実践しやすい勉強法が異なります。 残業が多かったり、自宅では家族との時間を過ごしたり家事に時間を取られる方には、自宅で一人でデスクに向かう時間は作りにくいと思います。通勤や寝る前の時間などに出来る勉強法を選択し、無理なくビジネス英語の学習を続けましょう。

時間がある人のビジネス英語勉強法

自宅で一人で勉強する時間が十分に確保できる人にすすめたい勉強法は、音声教材のシャドウィングと多読です。特に多読は語彙力アップと英語の読み取りスピードアップに効果があり、また読んだ英語と聞いた英語の両方について、内容を理解する力がつきます。 シャドウィングと多読は共に「習うより慣れろ(Practice makes perfect)」のモットーに基づく勉強法で、ビジネス英語学習に時間をかけられる人向きの勉強法と言えます。

お金がある人のビジネス英語勉強法

ビジネス英語習得にお金をかけても良いという人にはやはり拘束力があり継続しやすい有料レッスンをおすすめします。 ただし、お金はあるけど忙しくて時間があまり取れないという場合は、英会話教室を選ぶ際は予め予定された日時にレッスンに参加できなくても振替えが出来るなど、フレキシブルな方式の学校を選びましょう。 レッスンに参加できないことが続くと、せっかく始めた英会話教室も成果が出ません。また、スカイプの英会話レッスンも最短で30分後のレッスンを予約できるなど、空いた時間を利用して行うのに適しています。費用を気にしないのであれば、TOEICテストを定期的に受けることはモチベーションの維持につながります。

時間もお金もない人のビジネス英語勉強法

時間もお金もあまり費やせないけれどビジネス英語を習得しようと考える場合には、前述の使える時間とそれに合った勉強法の分析を特にしっかりと行い、無理のない学習計画を立てる必要があります。教材は無料英語教材を利用しましょう。 ネット上の無料コンテンツでもbabble(http://www.babble.com/)などの読み物は様々な分野を取り扱っていますので、自分の興味のある分野や業務内容に関連のある分野を選択して多読に利用すれば、楽しく効率的にビジネス英語学習を進めることができます。 リスニング教材としてはVoice of America(http://www.voanews.com/)が正統で人気の高い教材です。英文法まとめサイトや無料メールマガジンなど他にもいろいろと無料で利用できる教材がありますので、自分に合ったものを探してみてください。

おわりに

英語や英会話は日本語と同じく感覚的なところを多く含みます。しかし幸いにもビジネス英語に特化して言うとその性質上あいまいさをなくす努力がなされていますので、英語の中では論理的な部類と言えます。 文系学部出身者に比べ英語はどうも苦手、と決めつけず、理系の自覚があればビジネス英語習得においてもあくまで論理的に取り掛かりましょう。

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