はじめに
これからは、英語が必須と言われもうずいぶんと経ちました。日常的には英語ができなくても、さほど困らないかもしれません。ですが、今の子供たちにとってはどうなのでしょうか?もしも自分の子が英語ぺらぺらだったら?
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何歳から始める?
絵本の読み聞かせはいつからでも始められます。子供がおなかにいるときからでもできます。何歳から始めても早過ぎる、遅すぎるということがないのがよいところ。
いつからでも、親と一緒に「楽しい英語に慣れる」ことが大切です。もし妊娠中で気持ちが落ち着かない時、おなかの子供に話しかけるように読み聞かせをしてあげると、親も子供もリラックスできます。
読み聞かせはベッドで?
絵本の読み聞かせはベッドタイムと思い込んでいませんか?子供が落ち着いているときであれば、いつでもどこでも読んであげましょう。赤ちゃんねんね期でも、親の声が届いていれば大丈夫。ミルクの後、おやつのあと、お昼寝の前、毎日続けることが大事です。
子供の脳は、英語に触れた時間だけ育ちます。子供が自分で絵本を持ってきたら大きなチャンスです。何回でも読んであげましょう。
親が英語の発音に自信がなくても、気にせず読んであげてください。
英語の本は高価?
英語の絵本は、日本語の絵本よりも高価なものが多いのです。中には日本語のものの2~3倍の価格のものもありますが、大型書店ではペーパーバック版の絵本が売っていますので探してみるのもよいでしょう。今はインターネットサイトでも探せるので便利ですね。
中古品でも構わない、という人は、リサイクルショップものぞいてみましょう。数はそれほど多くはありませんが、掘り出し物があるかもしれません。同様にインターネットオークションにも出品があります。また、最近は動画サイトで絵本を読んでいるように見える動画がありますので、そういったものを探してみるのもいいでしょう。
親も一緒に?
子供が自分で絵本を読むようになっても、読み聞かせを続けてあげてください。親が「英語は苦手」と思っていても、子供にとっては親の声で読んでもらうことが大きな希望となります。親が発音できない場合、調べて、「こう読むんだね」と教えてあげることも、子供にとっては大きな糧となります。
子供が、「もういいよ、自分で読めるから」と言うまで読んであげましょう。
子供がそう言う頃には、分厚い洋書を読んでいるかもしれません。
アルファベットが読めるように
英語の絵本を読み聞かせをしていたら、自然と子供もが英語の本が読めるようになる、ということは普通の日本人の家庭ではまずないでしょう。そんなことを言うとがっかりする人もいるでしょう。先に触れましたが、英語に触れた時間分だけ子供の脳は発達します。
そこで、発達しやすく導いてあげてください。まずはアルファベットを読めるように。子供の気分がのらない時、親の気分がのらないとき、絵本を見ながらアルファベットをおしえてあげましょう。フォニックスの歌を一つ覚えておくと便利です。
子供に読み聞かせしてもらう
子供がアルファベットや、いくつかの英単語が読めるようになったら、読み聞かせをしてもらいましょう。子供は視線が流れてしまったりするので、読んでいるところを指でなぞってあげてください。
子供の発音が不明瞭だったり、スムーズでなくても聞き逃してください。子供が読み終わって、また「読んで」と頼まれたら読んであげてください。こうして子供は英語で本を読むことに喜びと自信を見出していけます。
おすすめの絵本1
言わずと知れたピーターラビットシリーズです。大きさも子供が持ちやすい小さなものから、大判のものまで色々とあります。最近はCD付のものも売っているようなので、発音を確認してから読み聞かせることもできますね。
おすすめの絵本2
福音館のロングセラー絵本(英語版)福音館の絵本は子供たちに人気の本ばかりです。子供が気に入ったものを、日本語版と合わせて読んであげることもできます。
おすすめの絵本3
幼児向けえいごじてん辞典というと調べものに使用すると思いがちですが、絵のたくさん載っている辞典は、子供にとっては絵本と一緒。初めのページも終わりのページもなく、好きな場所を開いて読んであげてください。
おすすめ絵本4
親子でできる!英語のゲームこちらは読み聞かせというより、親子で、英語で遊ぶための指南本です。読み聞かせだけではなく、子供と一緒に遊ぶ時も英語を使いたい、という人におすすめです。
英語をつかって楽しく親子で遊びましょう。
おすすめしない英語の本
それは漫画です。ここで「おすすめしない」と言っているのはその本の内容等を非難しているわけではありません。子供に絵本の読み聞かせをするというのは、言語が日本語でも英語でも同様に、子供の想像力を発達させることが一つの目的でもあります。
そこで漫画を見せてしまうと、次から次へと現れる絵が、子供の想像力を邪魔してしまうこともあります。日本の漫画は、「MANGA」と表記されるほど世界で人気で品質が高いのですが、ここでは絵本とは別物と明記させていただきます。
子供が大きくなった頃には、一つの読み物としては良いかもしれません。
おわりに
子供にとって、英語を学ぶということは大人が思うほど高いハードルではありません。ですが、忘れてはいけないことは「楽しく読む」ということ。子供が嫌がっている時に無理する必要はありません。いやいや期でも、読み聞かせを始めると、ぴたっとイヤイヤが収まったりもします。
そのうち、子供が絵本を読んでくれるかもしれません。それも英語で!「楽しく英語に慣れる」ことこそ、これからの国際人の第一歩です。