はじめに
オーストラリアはとても魅力的な国で、留学するのに色々なメリットもありますが、もちろんデメリッ
トもあります。
そうしたオーストラリア留学のデメリットについて考えてみました。
オーストラリアの夏は暑い
オーストラリアは魅力的な国で留学するメリットが沢山ありますが、デメリットもあります。
季節はほぼ常夏で服装も軽装で良いので過ごしやすいのですが、やはり夏は暑いです。日本に比べて湿気は少ないもののクイーンズランド州などでは40度になることも度々あるので、暑いのが苦手な人はつらいかもしれません。
日本では1家に1台以上は必ずあるエアコンもない場合がありますので、エアコンがないと耐えられないと思う人は住む際にきちんと事前に確認する必要があります。
また、南半球ですので、季節が真逆になります。日本が冬の時に夏、夏の時に冬なので、慣れるまで最初は体調を崩す場合もあります。
直射日光にはかなりの注意が必要
オーストラリアの夏は湿気が全くないので、じめじめした日本の夏より過ごしやすいかもしれません。空も驚くほど青く絵になる景色が続きます。ところが、このオーストラリアの夏に日焼けがとても危険なのです。通常、空にはオゾン層があり、このオゾン層が直接UVが来るのを防ぎますが、オーストラリアの頭上はオゾン層が壊れているそうで直接UVが差し込みます。
そのため、シミができやすく皮膚がんになりやすいのです。オーストラリアではオーストラリアの日焼け止めを推奨しているので日本のものよりもオーストラリア製のもののほうが効果があるかもしれません。オーストラリアのマンションにはプール付きのところも多くビーチも近いし楽しいですが、紫外線には十分注意が必要です。
開放感がありすぎるのも難点?
常夏の国ですので、リゾート的な開放感があるのは魅力の1つですが、デメリットにもなります。どの町もビーチまで近くアウトドアのアクティビティも豊富なためつい勉強をさぼってしまいがちになります。寒ければ、外に出るのもおっくうになり、家で勉強でもという気にもなりますが、良いお天気で美しい景色であれば外出したくなってしまうのです。
アジア人が多く西洋に来た気がしない
オーストラリアは移民の国なので、様々な人種の人が多く、英語圏でも人種差別などが最も少ないと言われています。逆に言えば、アジア人が非常に多く、同じアジア人同士知り合いにはなりやすいですが、ヨーロッパのような雰囲気を想像していた人にとっては、少々がっかりするかもしれません。
特に語学学校では、ヨーロッパ人の割合は非常に少なく、日本人や韓国人といったアジア人が人口を占めているのが現状です。普通の効率の高校にも留学生が必ず1人はいると言われるくらい留学生の多い国です。日本人留学生も多く仲間意識が生まれますが、日本人同士で固まってしまっている人も多いようです。
オーストラリアの英語について
オーストラリアは基本的にブリティッシュ・イングリッシュを継承しています。イギリスの英語に基づ
いた正統派の英語ですが、アメリカの英語とは異なることが多いので注意が必要です。
日本での主流はアメリカン・イングリッシュのため慣れていないと最初は戸惑うかもしれません。アメリカの英語とでは単語も大きく違う場合があります。またオーストラリア独特のスラングもあります。こうしたスラングはオーストラリアでしか通じない場合もあるので注意が必要です。また、最初は聞き取りに苦労する人も多いようです。
そして最も言われているのは、その発音です。オーストラリア独特のクセのある発音があるので、正統派のイギリス英語を学びたかった人には少し違うかもしれません。また、そうしたヨーロッパやアメリカと距離的にかなり離れていますので、ちょっと田舎っぽいと感じる人もいるかもしれません。
オーストラリアの物価について
オーストラリアは年々物価が急上昇しています。特に食品に関しては価格がかなり高いので注意が必要です。たとえば500mlのコーラ1本400円でコンビニで販売されていますので、ちょっとしたものを購入する際に注意しないとたちまちお金が無くなってしまいます。
また、スーパーマーケットではシーフードがあまり売っておらず、豚肉も見かけません。日本人が自宅で良く食べるようなこま切れ肉なども全くないので食品が限られてしまいます。ステーキやフレンチフライなどといった西洋的な食事が好きでない人は食べ物が合わないかもしれないので注意が必要です。
レストランも日本の感覚で行くと何倍もするので気を付けましょう。
日本に比べてサービスは充実していない
オーストラリアは人口密度が少ないので、いくら都市といっても東京に比較すればかなり規模も小さくなっています。人口が少ないため、交通網などはさほど充実していませんし、サービス業も日本ほど頑張っていません。
5時に閉まってしまうところや日曜日に営業していないお店も多いので気を付けましょう。バスも週末は5時に無くなってしまうところもあるようで帰れなくなったという話も聞きますので、時刻表などの確認は十分行ってから出かけましょう。
おわりに
オーストラリアにはメリットもありますが、デメリットもあります。そうしたことを踏まえて自分に合った国であるかを判断して留学先を決めるようにしましょう。