こんにちは。
今日は前回に続いて、
「脱三日の4P」の2つめのPを
ご紹介したいと思います。
私のところにとても多く寄せられる
「英語の勉強を始めるのですが、
なかなか続かなくて」という
ご相談にお答えするためです。
さて、
先日お伝えしたのは「他人の力」でしたが、
今日皆さんにお伝えしたいのは、
「集団の力」です。
「集団の力」とは?
こんな感じに考えてみてください。
たとえば花火大会に行ったとします。
最後の花火がドーンドーンと上って
もう駅に帰ろうといって
駅に帰るとします。
しかし、その途中で
「あ! 財布忘れた!」と、
財布を忘れたことに気づいて、
きびすを返して花火大会の会場まで戻るとします。
でも、そんな状況でスムーズに戻ることはできますか?
ものすごい人の波が続いて、
なかなか戻ることできませんね。
この「集団の力」、集団の流れを
英語の勉強で使うとしたら、
どうなると思いますか?
ものすごい効果があるとは思いませんか?
どんどん流れに押されて、勉強せざるをえない、
そういう毎日が作れるということなんです。
「集団の力」活用法
「では実際どうやって?」
というご質問にお答えします。
私が高校のときを例に取ると、
私は全然勉強ができなかったのですが、
不思議と、図書館に行って
一生懸命勉強をしている人の隣に座ると、
不思議と勉強している人の熱意が伝わってきて、
私も勉強に集中できるようになったものです。
EQでも言っていますが、
感情は感染するものです。
ですから、
一生懸命頑張っている人のそばにいれば
その人たちのエネルギーを借りて
勉強することができるんです。
なかなか勉強の習慣がつかないという人は
ぜひ図書館に行ってみてください。
「でも、図書館って結構不便なところにあるから
なかなか行けません」という方もいると思います。
そういう方のためにもちゃんとアイディアがありますよ。
都内に住む方も地方都市に住む方も、
いろいろな場所にカフェがありますよね。
特に都内では、カフェに行くと
勉強している方がたくさんいらっしゃいます。
医学の勉強している方もいれば、
法律の勉強をしている方もいます。
いろんな方がいらっしゃいます。
そんな方の隣にぜひ座ってみてください。
そうすると
不思議と集団の力を得られて、
勉強することができるようになるんです。
「うちはすごい田舎なのでカフェに行っても
勉強している人はいないと思います」という方もいらっしゃるでしょう。
でも安心してください。
そんな時でも、人の目があるだけでも
人間って緊張して意識的に集中するようになるものなんです。
ですから、
自分のお部屋とは少し違う環境に行くだけでも
勉強できるっていうことはあるんです。
性格上、
「一人の自分のこの部屋じゃないと勉強できないです」という方には、
それでもまったくかまいません。
「怠けない自分」を作る
でも、もしあなたが、
一人で勉強すると、どうしても怠けてしまうというタイプの方なら、
図書館に行くなり、カフェに行くなり、あるいは自分の部屋の中でも、
今では
スカイプを使ったり、グーグルを使ったり、ズームを使ったりして、
インターネットで人と繋がれる方法がいろいろあります。
ですからそうやって
遠方の方とつないで勉強しているというのでも結構です。
あるいは一緒に勉強会をするというのでも結構。
そうやって、
「集団の力」、「集団の英語を勉強する力」というものを活用して、
「怠けない自分」というものをしっかり作ってください。
私のように、
忙しい日々が続いても、仕事や出張がない限り、
週末には必ず同時通訳の勉強を続けたからこそ、
今ではこうして
1日5件以上の通訳の依頼が殺到するような身になれたというのは、
じつは、
この「集団の力」が秘訣なんです。
皆さんもぜひそれを活用して、
英語をぐんぐんと上げていってください。
今回も最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。