こんにちは。
純国産同時通訳者、小熊弥生です。
今回は、同時通訳者である私が
1分で100個の単語を覚えるのに活用している、
「英単語速習インストール法」をご紹介します。
これには、
3つのポイントがあります。
まず
1つめが
「ゴロゴロ音化」、
2つめが「ワクワク絵化」、
そして、最後3つめが「全身インストール法」です。
1: ゴロゴロ音化
まず、1つめの「ゴロゴロ音化」から説明していきましょう。
私が、通訳をさせていただいている
アンソニー・ロビンズという世界No.1と言われるコーチが、
“Oh, she was bawling”、
“I was bawling at that time” といった風に
“bawling” という単語をよく使います。
この”bawling” という言葉、
スペルは違うものの、
“eye ball”(目玉)という言葉と、
少し音が似ていると思いませんか?
“bawling”というのは、目玉、つまり目幅で泣いているように
大泣きをしているという意味です。
ですから、
“I was bawling”=「私は目幅で泣いている」という風に、
音とイメージをピタッと合わせるやり方が、
「ゴロゴロ音化」です。
今あなたも、
音に合わせて脳で連想して覚えていくと、
もしかしたら”bawling”という言葉を、
20秒ぐらいで覚えられたのではないでしょうか?
「ゴロゴロ音化」、これが1つめの英単語速習インストール法でした。
2: ワクワク絵化
2つめは、「ワクワク絵化」です。
私が、実際に
“prolific”という単語を覚えたときに使った方法を、
例に挙げてご説明しましょう。
この単語を辞書で検索をすると、
たくさん作るという意味の「多作」という日本語が出てきます。
しかし、
“prolific” =「多作」と覚えようとすると全然イメージがわかず、
なかなか覚えることができませんでした。
そこで、グーグルの画像検索をしてみたのです。
すると、出てきたのはトマトがたわわになっている画像でした。
「ああ、これが多作ということか。なるほど、たくさん実がなるということなんだ」
と、すっと理解することができたのです。
この
“prolific”という単語は、
“He is a prolific writer”といったフレーズによく使われています。
「この方は、非常にたくさんの本を書かれているんですよ」、
つまり、「多作だ」、「たくさんの作品を出されている作家だ」
といったときに使う言葉です。
そこで、”prolific”という言葉と、
その作家さんのイメージと、たわわにトマトがなっている様子を、
画像で頭の中に記憶しておきました。
すると、
“He is a prolific writer”ならば、
「ああ、たくさん本を書かれている人なんですという意味だな」、という風に
すーっと覚えられるようになりました。
これが、「ワクワク絵化」です。
辞書で調べても意味がよくつかめないときには、
ぜひこのグーグル画像を検索するという方法を、活用してみてください。
また、二つの単語の意味の違いがよくわからないという場合も、
google画像で検索をすると、微妙な差異が確認できることがあります。
そういった意味でも、画像検索はとても便利な方法です。
3: 全身インストール法
そして、最後の3つめが「全身でインストールする」という方法です。
たとえば、
”destination”(目的地)という単語を例にとってみましょう。
数日後に、スペインに行く予定があるとします。
そこで、スペインのバルセロナを地図で思い描きましょう。
そして、
今、自分のいる場所から地図上のバルセロナに、
グンと身を乗り出して、目的地に着くようなジェスチャーをつけて、
“destination” = 「目的地」という風に、
体とイメージを使って覚えていくのです。
「ゴロゴロ音化」で例に挙げた”bawling”という単語でも、この方法が使えます。
両手を使って、両目から涙がボロボロ流れている様子を、ジェスチャーで表しながら
“bawling”=「大泣き」と、覚えてみてください。
これは、非常に効果的な方法です。
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あなたも、これらの
1.「ゴロゴロ音化」
2.「ワクワク絵化」
3. 「全身インストール法」
を使って、
音、目、感情やジェスチャーで覚えていくと、
あっという間に1分で100個の単語が覚えられるようになりますよ。
ぜひ皆さんもフル活用して、英語の達人になってください。