こんにちは。
純国産同時通訳者、小熊弥生です。
今日皆さんにお話ししたいのは、
なぜタイ人の方が日本人より英語ができるのか
ということです。
「なぜ、タイ人なんだろう?」と
そこから疑問を持つ方も、いらっしゃると思います。
バリ島で、ロジャー・ハミルトンについて通訳をした時の体験談を、
今日は共有させていただきたいと思っています。
その時、
「日本人の方、もう既にバイリンガルなのに~」と思ったんです。
そのことについて、お話をさせていただきます。
「日本人?バイリンガルなの?違うんじゃない」
と思うかもしれませんが、
実はいいたことは、こういうことなんです。
ロジャー・ハミルトンさん、
彼は、ウェルスダイナミクスという考え方をもたらした方です。
ウェルスというのは、富
ダイナミクスというのは、力関係ということですが、
起業家の人たち、いろんな勝ち方をしている方いますよね。
ロジャー・ハミルトンは、
人間を8つのタイプに分けて、
それぞれに勝ちパターンがあることを説明し
起業家の育成で、世界的に有名な方でいらっしゃいます。
そのロジャー・ハミルトンが、バリ島で毎年
起業家を80社くらい集めて、世界大会を行います。
その中での出来事です。
80社のうち、10社はタイからきていました。
日本からは、8社でした。
そして、ロジャー・ハミルトン
みんなに、もっともっとグローバルな事業をやってほしいということで
日本人の方に、聞きました。
「君たちの中で、英語を 話せる人は何人ぐらいいるのかな?」
そこで手をあげたのは、わずか1社。
私が、コーチングさせていただいた会社だけだったんです。
一方、タイの10社はどうだったか?
全員10社とも大丈夫ですと、手を挙げたんですね。
しかし、フタをあけてみたら
英語力、知識レベルでいったら
タイ人の方、日本人の方と、同等くらい、
むしろ、日本人のほうが、英語の知識はあるぐらいのレベルだったんです。
しかし、
彼らが持っていたのは、
「失敗してもいいや、間違えたとしても、分かってもらえたら、それでいい」という
英語マインドを持っていたんですね。
ですから、どんどん、どんどん、
積極的に、5日間あった世界大会の中で、
海外のグループの中に、紛れ込んで、
そしてグローバルな事業を作って、帰国されたんです。
最終日の話しですが、
チームごとの発表がありました。
その際、ほとんどのチームで、他の国ではなく、
英語の知識レベルでいったら低いであろうタイ人の事業が、
みんな選ばれて発表されるという
そんな状況になったわけです。
タイ人の英語は、たどたどしかったとしても
本当にパワフルにプレゼンをすることができたので、
会場をどっとわかせることができたんですね。
一方、日本人の方、どうなったのかと言いますと、
ほとんどが、私ともうひとりいた通訳さんとの2方向
2チャンネルのコミュニケーションしかなかったですから、
結局は限定的な海外ベンチャーしかできなかったんですね。
そして、5日間
日本人は、本当に島国そのものという状態で
日本人だけでしか、コミュニケーションをとることができなかったんです。
これを見て、私は本当に残念だと思いました。
日本人の英語ができないという状態
もっと、詳しく言いますと、
英語ができないと思いこんでいる状態
これでは、海外の方々とコミュニケーションがとれないですよね。
こうやって、わざわざ海外にいったとしても、
日本人同士で固まっているということは
ある意味、個人のレベルでいうと
鎖国しているのと同じじゃないですか?
すごくもったいないなと思ったんです。
皆さんが、英語ができないと思いこんでいるのであれば、
必要なのは、
メンタル・ブレイクスルーです。
そうです。
タイ人が持っていたのは、それだけなんです。
皆さんの英語の知識であったとしても
十分に勇気があって、
失敗してもいいやという気持ちがあれば、
コミュニケーションを取り続けることができますから、
必ずや、グローバルでビジネスを展開することも可能になると思います。
どうぞ、メンタル・ブレイクスルーをして
そして、グローバルなビジネス時代
一緒に楽しんでいきませんか?
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
I hope to see you soon.
Bye!