こんにちは。
純国産同時通訳者、小熊弥生です。
今日、お話しするのは、
英語が話せる日本人、そして英語が話せない日本人ということで、
話せる人と話せない人
何が違うのか
小熊弥生の純国産同時通訳者の視点から、
お話させていただきたいと思います。
実は、通訳現場で
こんなことが起きるんです。
英語をお話になる方は、当然
私達がいても、英語でお話になります。
そういう方、
本当にストレートに
相手の方に、メッセージが伝わるようになっています。
しかし、
私達の出番ということで、
英語が話せない方が、日本語でお話して、
それをそのまま、ただ訳したとしても、
コミュニケーションがストレートに通じないんです。
どういうことかといいますと、
日本人の方は、
実は、日本語でも論理的に話すということを
学んでないと思いませんか?
小学校のときでも
国語の時間、たしかに作文とか書きますよね。
しかし、その作文の内容って、実際には、感想文です。
どこどこに行きました。
そしてそこで楽しかったです。
そういう時系列で、何が起きたのかということは
確かに、小学校でも学ぶことができますが、
論理的に、結論から話す
そして結論に対して
どういう理由で、その結論に至ったのか
そういう説明の仕方って、ほとんどしてなかったと思いませんか?
ですので、
英語が話せる日本人の方というのは、
その論理的な話し方も
英会話を学ぶ際に、学ばれている方が、多いんですね。
特に帰国子女の方、留学生の方、
ロジカルシンキングというのを
必ず、エッセーライティング
小論文の時間で、学んでいます。
まず最初に結論から書いて
いくつかの理由、
2つの理由からとか
3つの理由からと、理由を述べていきます。
そして、だからこそ
私は、こう思いますと、締めくくるわけですね。
こうすると、英語がシンプルだったとしても
たとえば、中学生英語のような内容だったとしても、大丈夫なんです。
I like water
because there are two reasons:
I need water for living
Second: Water is good for my skin
That’s why I love water.
こんなストラクチャーでもかまいませんが
その自分の主張と結論
その理由をまとめて話されると
相手は、あなたの事を理解しやすくなります。
そうすると英語が話せる日本人になれるということです。
逆の言い方をすれば、
もしあなた自身が英語が話せない日本人ということで悩んでいるとすれば
論理的な順番で、話をすると、
もしかしたら、中学校で学んだ英語で話せるかもしれません。
今までの話し方が、
朝起きて、時計をみたら
だいぶ遅い時間になっていました
気がついたらアラームクロックの電池がきれていて、
急いで駅まで行ったんですけど
電車のドアがしまってしまって
それで、会議に遅れました。
というように
ダラダラと話してしまっているとしましょう。
これだと、どうしても
論理が堂々巡りのグルグル論理になってしまいます。
これを、英語にそのまま訳したとして
相手は、何を言っているのか
よくわからないと思ってします。
ですから、語順をかえてみましょう。
私は今日遅刻してしまいました。
申し訳ありません。
理由は2つあります。
アラームクロックの電池が切れてしました。
もう一つが、電車に乗り遅れてしまったからです。
ですので、私は遅刻してしまいました。
本当に、申し訳ありませんでした。
と言えば、
何が起きたのか、相手にすぐ伝わります。
ですので、
まず自分自身が、英語が話せないというのであれば、
自分の論理的な思考を、もう一度見直してみてください。
「いきなり、論理的に話せといわれてもわからないよ」
という場合は、
「要は」という日本語を、まず頭に思い浮かべてください。
要は自分が何が言いたいのか
要は、遅刻したんです。
理由は2つです。
そして、1,2,という風に
言ってみて下さい。
これは、日本人だから、
このグルグル思考になるのかなと思っていたのですが、
ある非常に大きなアメリカの外資系企業の
新人研修の通訳をさせてもらったら、
近しい内容が、書いてありました。
カバーされていました。
ということは、
アメリカ人、英語を操る方であったとしても、
論理的な思考について学んでいないと
このグルグル思考に、なってしまうわけです。
ですので、時系列で話をするのではなく、
ある意味、逆三角形と思っていただけたらいいと思います。
「要は」で、まず始める。
そして結論をいいいましょう
理由をいいましょう
そして、まとめていきましょう。
そうすれば、
今、あなたが知っている英語だったとしても
もっと、コミュニケーションがストレートに
相手に通じる英会話ができると思いますよ。
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
I hope to see you soon.
Bye!