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「情報処理関連資格取得に意味はあるのか」この疑問に答える5つの視点

はじめに

情報処理関連の資格を取得することの意味について、一部かも知れませんが疑義を唱える方がいます。 その主張の主旨は、情報処理に関する仕事は資格で得られる「知識」以外に、或いはそれ以上に創意工夫や発想力、問題解決力等が求められるからだといったものです。しかし、知識はそられ創意工夫等において全く無関係ではない筈です。 その点を、主に5つの視点から解説します。

序文「情報処理に関する資格取得に「意味が無い」という方々の論拠について」

この記事を読まれている方は、情報処理に関する資格取得の意味について考えている、或いはそうした意味合いに関する情報を求めておられるからだと言えますが、そもそも何故情報処理に関する資格取得の意味が問われているのかを考えることが、この問題を理解する上での重要なポイントだと言えます。

資格取得の意味が問われる理由を考えてみましょう。それは、一部かどうかはともかく、情報処理に関する資格取得は「あまり意味が無い」と評価する企業や人々がいるから資格取得の意味に疑問が生じると言えます。

では何故そうした方々は「あまり意味が無い」と指摘しているのかを整理してみると、「情報処理に関する仕事は知識だけでは出来ない。経験や創意工夫、発想力等も求められ、むしろそれらの方が大切だ」といった考えに基づいていると整理されます。

視点その1「仕事に必要なものと資格の関係と位置付け」

では、改めて情報処理に関わる仕事において何が必要かを列挙してみることにします。仕事をする上において必要なものとは ・知識 ・経験 ・創意工夫 ・発想力 ・精神力や粘り強さ等 このようなものが求められると言えます。 では、これらの中で資格が該当するもの、わかりやすく言えば資格を通じてその有無が立証されるものは、まず一番上の「知識」と言えます。

その上で、資格取得という勉強に耐えて結果を出したという意味では「精神力や粘り強さ」といったものにも多少プラスに影響すると言えるでしょう。 一方、経験や創意工夫、発想力等は確かに資格だけでは立証は困難と言えます。

視点その2「何故学歴が重視されるのか考えるべき」

では、「知識」しか評価出来ない資格は不要なのでしょうか。 ここで改めて考えて頂きたいのは、私達はなぜ学校に通ってきたかということです。また、知識偏重と非難、揶揄されながらも厳しい受験勉強を課されて高校や大学へ進学したかということです。それは、社会で活躍し得る人材を育成するステップとして必要だったからに他なりません。

つまり、学校で知識をきちんと習得させることが、社会に出て仕事をする上でとても重要と考え、それを重視した人材育成を行ってきた結果、日本は経済大国として世界的な成長を遂げた訳です。 資格は不要と言う方々は、こうした基本的な事実を見落としていると言えます。

視点その3「知識があるからこそ、創意工夫が出来る」

日本が経済大国として発展できた理由は、言うまでもなく知識を重視した学校教育や受験制度というものを基本として人材育成に取り組んできたからですが、では何故知識を重視した人材育成がうまくいったのかを考える必要があります。

それは情報処理の資格取得を検討されている方ならイメージしやすいと言えますが、パソコンは優れたソフトウエアがインストールされればされるほど、パソコンとして出来ることが拡大することと同じことで、人間の脳にも知識というものが多数備われば備わるほど、すぐれた人材となるのです。

また、創意工夫や問題解決といった仕事に必要な能力も、その起源となるのは脳に蓄えられた知識に他なりません。つまり、知識が多数ある人の方が、結果的に創意工夫や問題解決においても力を発揮しやすくなると言えます。

視点その4「経験だけは資格でカバー出来ないがそれでも意味はある」

もっとも、経験というのは「知識」だけでは乗り越えられないものだと言えます。従って、情報処理における資格の有無とは別に、例えば「システム開発業務経験3年以上」といった要件が必須条件となっている企業については、確かに資格を持っていても乗り越えることは出来ないと言えます。

しかしながら、例えば今後同じ仕事の経験を積むにしても、その仕事に対する専門的な知識を予め身につけている場合とそうでない場合とでは、経験から学べることや自身の糧と出来る分量等で少なからず差が生じるものと言えます。

視点その5「積極的に理解してくれない人は一定割合いると心得るべき」

繰り返しとなりますが、情報処理は勿論、情報処理だけに関わらず資格取得を通じて蓄えられた専門的知識は、仕事の場で求められる「知識」以外の創意工夫だと発想力といった面で、間違いなく土台となり、基礎となります。

しかしながら、そうした事実に背を向け、情報処理の資格取得者を酷評したり、使えないと断定してしまう経営者も一部ですが、います。 その点は、そうした経営者を批判しても実りあることだとは言えません。

政治の世界が良い例のように、資格取得についてどんなにその意味の重要性を説いても、積極的に理解を示してくれない方はいるものです。従ってその点は「そういう方々も一定割合必ずいる」と言う良い意味での開き直りが大切だと言えます。

まとめ。迷うことはない。情報関連資格取得に意味は大いにある

従って、情報処理の資格取得に迷う必要もなければ、その意味に疑義を感じる必要もないのです。 何故なら、情報処理関連の資格取得には、自身の頭に専門的知識という優秀なソフトをインストールという大変大きな意味があるのです。 一部のノイズに惑わされることなく、日本が経済大国としてなぜ成長できたかに思いをはせ、自信を持って情報処理の資格取得に邁進しましょう。

おわりに

以上、情報処理の資格取得の意味について疑義を呈する方々が見落としている言える視点を中心に解説して参りましたが、おわかり頂けたでしょうか。 「知識」は創意工夫や発想力、所謂「知恵」の源泉となるものです。

その源泉を磨くための資格取得には大いに意味も意義もあります。 ただこの点も繰り返しになりますが、好意的に評価してくれない企業等もあることは割り切ることが大切なことも忘れないで下さい。

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