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宅建に合格するための勉強法と7つの心得

はじめに

宅建に合格するために、勉強を始める前に知っておいてほしいことを 記載します。宅建は知名度が高く、たくさんの講座・書籍が存在します。 しかし、受験をする上での根本的な心得のようなものはあまり知られて いない為、この記事が参考になれば幸いです。

宅建を受験するという事

宅建は毎年発表される合格率・合格点からだけでは、どういう風に勉強すればいいのか ということはわかりません。 宅建は、あらゆる資格の中でも最も受験者数の数が多く、毎年20万人以上が受験します。 さらに知名度が高く、需要も多いです。その為、書店へ行ってみると国家資格コーナー の中でも「宅建」は群を抜いてテキスト・書籍が置いてあり、一際目を引きます。

しかし、知名度が高く需要もあるということはそれだけ供給する側の数も多いということです。さらにライバルも多いということです。 宅建の合格点は50点満点中、その年によって変動はありますが32~35点です。 合格点は試験全体の7割とれば合格となります。7割というと皆さん、簡単そうだと 思うでしょうがそこが宅建の落とし穴です。

7割とるということが非常に難しいのが宅建試験です。 なぜ難しいかというと、試験は50問あり、4択1答です。4つの中から「正しいもの」もしくは「誤り」を選びなさいという問いになります。 この4択の中から正しい答えを1つ選ぶというのが、非常に難題です。 4択あれば多少、知識があいまいでもどれが正しいか大体わかるだろうと感じる方がいるかもしれません。

しかしそのスタンスで勉強にのぞむと何年やっても絶対に合格できません。4択の意味をすべて理解できる勉強をした上で、答えを導き出さないと合格点には絶対に届かないからです。  また宅建の合格率は年によって、前後しますが、ほぼ約15%です。全体の15%しか合格できません。

過去の合格率をみると14%台の年もあるので、全体の1割しか合格できないと考えても差し支えないと思います。 勉強の仕方は、20万人以上いるうちの全体の上位15%に入る勉強をしないといけないということになります。

存在する講座・勉強法について

資格講座ですが、学校・通信教育・書籍などあらゆる媒体で「宅建講座」というものが存在しています。検索するだけでも大量に表示されるため、どれを選べばいいのか考えるのも一苦労です。

また受講料金もピンからきりまであり、中には講師が個人的に動画を無料配信するタイプのものから、一年間みっちりサポートする数十万円のものまで多岐にわたります。

A毎週授業へ参加する通学タイプ B自宅で勉強する通信教育タイプ Cテキストを書店で数冊購入したり、ネット上の無料講座から学ぶ独学タイプ があります。

どの方法を選ぶか

ここではそれぞれのタイプのメリット・デメリット・どういった方に向いているかを 説明します。 Aメリット・授業のたびに先生に質問・相談ができる。また他の生徒さんと一緒に頑張れる。  デメリット・通う気がなくなれば授業料などの大金も失い、無駄になる。

一年通う!という強い意志が必要。さらに通学するための時間の確保が不可欠。 Bメリット・学校へ通う時間が無い方には便利。  デメリット・自分で計画をたてて自発的に勉強に取り組む必要がある。また教師や同じ受講者がいないため、孤独になりやすく一年間モチベーションをいかに維持できるかがカギです。

Cメリット・安価もしくは無料でチャレンジができる。一度やってみてどれ位、宅建が難しいのか推し量るにはちょうどいい方法です。 デメリット・独学で合格する方はかなりの少数派なので、まずたった一年やって合格できるとは限らない。また数年続けても合格率はABに比べるとかなり劣ると思った方が良いです。

何時間確保できるか

 一年間のうち一体何時間を勉強に確保することができるのか、把握する必要があります。最低でも300時間必要といわれます(受講時間は除いてです)。 最低でも300時間確保できないのであれば、チャレンジしないほうが無難です。

再受験について

 

これだけ難易度が高い為、毎年再受験者が多数います。そうです、受験者は初めて受験する人だけではなく、3~4年あるいはそれ以上受験しているベテラン勢も多くいます。

「今年は合格点ギリギリで落ちちゃったけど、来年やれば受かるだろう」と思って軽い気持ちで再チャレンジする人がいますが、意外とそういう方ほど毎年合格点をギリギリ下回って何年も合格できない・・・というケースもままあります。

数年受験していれば、経験もあるし合格できるだろうという考えは通じません。 合格できたとしても、それは実力というよりたまたまついていたラッキーな方です。

一年ごとの難易度について

 

宅建は一年ごとに難易度があがっています。4択1答ですが、最近では4択のうち正しいのはいくつかという問いの数がかなり増えており、より正確な知識を求められています。去年と同じ難易度と思って受験をするといつまでたっても合格できないのは、このためです。

また、試験を行う側も毎年15%ほどしか合格者を出せないというのが実情です。受験者の勉強のレベルは毎年あがっているので(何年もチャレンジする方がいるから)、仕方なく問題を難解で複雑にすることで合格率キープしているのが現状です。

要注意!過去の合格者の勉強法は通じない

 

宅建試験は40年以上前に始まった試験であり、一度合格すると消除されない限り一生有効です。その為、数十年前に合格した中高年の方が多数いらっしゃいます。 しかし、その方たちの勉強アドバイスを鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら6.でも述べたとおり、宅建試験の難易度は1年ごとに上がっており、10年前、5年前と比べても今年の試験内容のほうが遥かに難しいからです。 実際に、5年前の試験をやってみればそんなに難しくないと感じるはずです。

遥か昔に合格した方が、「過去数年間の試験をやれば合格できるよ。そんなに難しくないよ」と言ったとしても、それは当時通用した勉強法です。 これから受験する方は、全くそういったやり方は通用しないと心に留めておいて下さい。

おわりに

私は2014年に宅建試験に合格しました。3回目のチャレンジでした。 2015年度からは宅地建物取引主任者という名称から、宅地建物取引士にかわったこともあり、これから受験する方はさらに難易度の高い試験となることでしょう。 テキストを購入する前に、講座を申込みする前に、これから受験する方にとって この記事が参考になれば嬉しいです。

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