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中学?高校生のアメリカホームステイ

はじめに

こんにちは。私は、現在アメリカのワシントンDCに2年留学中の立命館大学1回生です。私は、親が英会話塾の講師をやっていたこともあり、気づけば英語が身近にありました。その親の英会話教室のプログラムで中学生のときに1ヶ月、高校で10ヶ月アメリカに留学し、どちらもホームステイでした。ここには、その2回のホームステイの体験談を含めたアドバイスをいくつか紹介したいと思います。

お土産

まずは定番のお土産紹介。日本は独自の文化を持ちながら、先進国の中でも上位にいるので、日本を知らないアメリカ人はいません。最近では、日本のpop-culture(サブカルチャー)もかなり人気で、多くの人が日本に興味を示してくれます。持っていって喜ばれる定番は、浴衣?お茶?和菓子?折り紙など THE 日本 みたいなものですが、私が持っていって特に成功したものは3つ。金平糖?筆記用具?5円玉。 甘党のアメリカ人にとっては金平糖はかなり口に合うようでした。suger ballと言って食べさせると喜んで1袋パクッと食べてくれますよ。私は、中学のときのホストファミリーと5年ぶりにこの秋再会して、前回行ったときに好んでいた金平糖を持っていくと、かなり喜んでくれました。普段は気づきませんが、日本の筆記用具の性能はかなりすごいです。 特に高校生で留学に行く子は、友達へのお土産として持っていくといいかもしれません。可愛い柄のノートや鉛筆、3色ペンと消しゴムもかなり人気です。最後の5円玉は理解しがたいとおもいますが、穴の開いている硬貨がこちらにない分、多くの人が不思議そうに興味を示してくれます。私は、5円玉に短い紐を通して結び、ストラップのようにして友達や、初めて会った人に渡しました。

ホストファミリーに会う前に

ホストファミリーの決定は多くの場合、渡米前に分かると思います。ホストファミリーは無料のボランティアであることもあります。無料(少量の報酬)で何週間?何ヶ月間も泊めてくれるわけなので、こちらが失礼な態度をとる訳にはいきません。 ホストファミリーが決まり次第、facebookで探したり、メールを送ってみるといいしょう。あちら側としても、申請書から伝わってくる留学生の人格は微々たるものなので、留学生についてはもっと知りたいはず。色んな方法で会う前にお互いのことをよりよく知っていると、着いてからも楽ですし、渡米前の不安がなくなります。

カルチャーショック

特に初渡米や、初アメリカの人はこ問題は大きいとおみます。人によっては、ほとんどダメージのないひともいますが、一方で全く理解、共感ができず受け入れられない人もいます。カルチャーショックはあるものだと思って臨むと少しは良いかも知れません。オリエンテーションやメディアで伝えられることを100%鵜呑みにすると、反って逆効果の場合も有ります。 例えば、アメリカは土足で部屋にあがると言われていますが、今では靴を脱ぐ家庭もすくなくありません。あまり潜入感をもたず、何事にも柔軟に接することがカルチャーショックのダメージを押さえる秘訣です。ホストファミリーや友達などと、「アメリカでは、OOなんだと思ってた」などとカルチャーショックの話をすると、盛り上がります。

ホストファミリーとの関係

ホストファミリーは、「ファミリー」といっても所詮は赤の他人です。厳しいようですが、現実は自分を家族のように扱ってくれない家庭もあります。しかし、だからと言ってよそよそしくゲストのように振る舞うのもおかしな話です。このセクションのアドバイスとしては、いつまでもゲストのように一緒に過ごすのではなく、おもいきって甘えることです。 ホストファミリーとしても、いつまでもゲスト気取りでいられるのは、困ります。私のホストファミリーはどこも家族同様に扱ってくれましたが、それ故に喧嘩することもありました。早くホストファミリーと本当の家族のように接することができれば、ホームステイ大成功ですね。

困ったときにはすぐ相談

中学または高校でホームステイに行く人、初めて親元を離れて一人で異国の地に旅立つ人も多いと思います。私も、キャンプや色んなプログラムで親元を離れることは多く有りましたが、1ヶ月や10ヶ月などの長い期間、しかも十何時間も離れたところに行くのは初めでした。 そこで頼れるのは、ホストファミリーだけです。アメリカには「察する文化」という日本人にとっては常識である考え方がありません。相手に気づいてもらったり、自分のことを知ってもらったりするには自己表現が必要です。今までの人生で習慣になってない文、日本人にとって自己表現は慣れない文化であり、なかなか馴染めないものでもあります。 しかし、アメリカではモジモジしていても気づいてはもらえません。困ってることがあったり、辛いことがあればホストファミリーに相談するべきです。ホストファミリーとしても、相談してもらえることで頼られているという感覚が芽生えうれしいはずです。先ほど述べたように、思いきってホストファミリーに甘えることが大事です。私も、10ヶ月ホームステイをしたときは、ホストマザーとホストファザーの前で何度泣いたかわかりません。期間が長ければ長いほど、向こうでの生活に不満が出てきたり、嫌な思いをすることが増えるものです。実の親御さんが近くにいないからこそ、ホストファミリーを頼って壁を乗り越えて 留学生活を自分でよりよいものにしていくべきです。

ホームシック

この悩みは、ホームステイに行くほとんどの人が1度は頭をよぎるお思います。結論から言うと、ホームシックなる人は多いです。特に初渡米、初めて親元を離れる人の中には、ホームシックになる人はたくさんいます。ですが、これは悩むことではないと思います。親御さんのいない、慣れない土地で全く知らない人の中で過ごしていて、辛いなと思うことは当たり前であって、恥ずかしがることでも何でもありません。ここでの問題は、なるかならないか、ではなく、なったときにどう対処するかです。一番の解決方法は、泣くことです。辛いときに泣かないように我慢しても、辛くなるだけなので思いっきり泣いていいと思います。 そして、ホストファミリーに自分がホームシックであることを言う。ホストファミリーは留学生がホームシックになることは分かっています。前のセクションで述べた通り、ホストファミリーに悩みを打ち明けてみたら、気分転換にどこかに連れて行ってくれたり、おいしい食事を作ってくれたり、もちろん悩みを親身に聞いてくれるはずです。周りのアメリカ人に「ホームシックになった?」と聞かれることは日常茶飯事です。がその時にホームシックを恥ずかしいと思わず「ちょっとね、I miss them」と言ってもいいと思います。

日本との連絡

今の世の中は便利なもので、LINEやFacebookでいつでも誰とでも連絡がとれます。これには、メリットもデメリットもありますが、ここでは少しだけデメリットを話したいと思います。アメリカで、携帯やパソコンを持っているとどうしてもfacebookやtwitterなどのソーシャルメディアを見てしまいがちです。アメリカでの友達とのやり取りもこういったソーシャルメディアが多いので、これが100%悪いと言いませんが、どうしても日本語が目に入ってきてしまいます。せっかく高いお金を出してホームステイをするのであれば、なるべくそこの英語だけの環境にどっぷり浸かる方がいいと思います。 特に、英語習得中の場合は、少し日本語が入ってきただけで、頭の中は日本語で考えるようになってしまいます。私個人は、twitterはやめ、LINEも最小限にし、facebookも日本語のポストが出てきたら飛ばすようにしています。人によって目的も様々ですし、英語習得のためのホームステイではない人もいると思いますが、ホームステイ中のソーシャルメディアの使用は、よく考えるべきだと思います。

ホームステイ終了後

ここでは、ホームステイが終わって、日本に帰った後の大事な2つのことを書きます。1つ目は、逆カルチャーショックについてです。カルチャーショックという言葉は聞いたことがあっても「逆」カルチャーショックはあまり耳にしません。これは、特に長期留学をした人によく起こることで、アメリカの新鮮な世界で多くのことを吸収した結果、日本に帰って忘れていた日本の文化に違和感を覚えることです。例としては、お辞儀をしたり、ボディータッチが少なかったりなどの挨拶など基本的なところから、トイレのカギを閉めるなど、ホームステイ前では常識だったことです。 高校時代に長期留学をし、アメリカかぶれしてきた私は、日本の社会、文化に慣れるのに少し苦労しました。2つ目は、連絡を取り続けることです。何週間、何か月と時間を共にしてきたホストファミリーや友達は、家族も同然です。「必ず」向こうで知り合った人とは連絡を取り合って、何年か後、何十年か後に会いに行けることが最高の留学の成果だと思います。中学や高校で行ったホームステイ先の人とは連絡を取っていないということはよく耳にしますが、本当にもったいないです。日本で一生を過ごせば、もしくはたまたまその州、家庭に行かなければ、人生の中で目にすることもなかった、アメリカの大事な家族、友達とはfacebookでつながっていたり、メールをやり取りしたりするべきです。 私は、この秋、5年ぶりにミシガンのホストファミリー、2年ぶりにコロラドのホストファミリーに会いに行きました。5年ぶりのホストシスターはお互い見違えるように変わっていましたが中身はそのままで昔と同じように笑って話すことができました。2年ぶりに再会した妹、弟もかなり成長していて、前よりもっと仲良くなれた気がします。せっかくの出会いを大切に、ホームステイを一生の繋がりとして捉えられることができれば最高だと思います。

おわりに

私が2回のホームステイを体験して特に大事だと思った事を伝えられればと思います。ホームステイは一生に1度、2度と何度も経験できるものではありません。出来たとしても、そこでその時に出会った人は何百億もの人の中から奇跡的に会えた大事な家族であり、友達です。その人たちと、その時を存分に楽しんで、自分のホームステイがだれのホームステイよりも良いものだったと自慢できるような経験にできればいいですね。

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