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イギリスでのボランティアプログラム、短期の海外在住

はじめに

2005年に私が体験したものを紹介します。CECジャパンネットワークという会社を通してイギリスのCSV(Community Service Volunteers)というボランティア推進団体のボランティアプログラムに参加しました。

CSVから障がい者や高齢者施設に派遣され、ボランティアをしながら生きた英語を学ぶことができるというすばらしいプログラムでした。

英語を学ぶ

英語を学ぶには、参考書や問題集などの書籍、英会話教室、インターネットを使った学習、留学など様々な方法があります。ある程度の英語力を身につけるには個人差はあるにせよ、皆苦労しますね。

できれば効率よくレベルの高い英語を身につけたいと誰もが思うことでしょう。そこで今回は、海外に短期移住することで生の英語に触れられるというプログラムをご紹介します。

イギリス・ボランティアホリデー

CECジャパンネットワークは海外ボランティアプログラムを専門的に取り扱っている会社ですが、そのプログラムのひとつにイギリス・ボランティアホリデーというものがあります。

どういうものかというと、6~12ヶ月間、イギリスの福祉の現場でボランティアをしながら生活するというものです。

プログラムに参加するには

まず、プログラムに参加しようと思っている6ヶ月ほど前にCECが行っている説明会や個人面談に参加し、参加を希望する場合申込金と一緒にCECに申し込みをします。プログラムにはCSVボランティアと施設ボランティアというものがありますが、前者はTOEIC700点以上、後者はTOEIC500点程度以上で申し込み後に面接を受けることができます。

CSVボランティアに関してはCSVスタッフ(イギリス人スタッフ)との面接になります。そして面接に合格すると希望の時期に合わせてボランティアの派遣先が決定し、ボランティアビザの取得を行います。このビザで一年間はイギリスに滞在が可能になります。CSVボランティアの場合はイギリスに到着してすぐに派遣先で活動することになりますが、施設ボランティアの場合は2週間のオリエンテーションプログラム参加後に書く施設へ移動になります。

どちらのプログラムも介護・看護経験は必要ありませんが、面接時にプログラム参加の目的や希望など、自分の意思をしっかり説明できる能力が必要になります。

ボランティアの内容

CSVボランティアはCSV(Community Service Volunteers)という、イギリス最大のボランティア推進団体のプログラムに参加します。派遣先は施設や病院のような大きな活動先から個人をサポートする福祉活動まで、多岐にわたります。

コミュニティケアといって、地域ベースで個人の利用者への身体介護から身の回りの手伝い、日々の生活を充実させるためのアクティビティのサポートをしたり、グループホームなどで援助を行ったりします。施設ボランティアでは、高齢者施設または障がい者施設での施設の両に滞在しながら入所者の介護、生活支援を行います。

ボランティア中に受けられるサポート

CSVボランティア、施設ボランティアの両プログラムとも、宿泊、食事、生活補助費が提供されます。CSVボランティアでは現地でプロジェクトスーパーバイザーがボランティアを円滑にできるようにサポートしてくれます。

また、CSVボランティアマネージャーには派遣先のこと意外でも気軽に相談することができます。施設ボランティアではロンドンの教育法人CET Managementのスタッフが現地コーディネーターとしてサポートしてくれます。日本人スタッフもいるため、日本語でのサポートも受けられます。

休暇

このプログラムの魅力の一つですが、4ヶ月のボランティア活動後に1週間の休暇がもらえます。その間には自由に旅行などの余暇活動を楽しめます。

費用

CSVボランティアプログラムの参加費用は260,000円で、施設ボランティアプログラムの参加費用は480,000円です。その他の費用としては航空券片道10万円程度、海外旅行保険加入費用、ビザ申請費用などです。余暇活動の費用も予算に入れておきましょう。

どちらのプログラムも現地で語学研修を受けることはできませんが、実践の場で生きた英語を学ぶことができ、一般的な留学プログラムと比較するとかなり安い料金でイギリスに滞在することができます。

短期海外在住

このプログラムはやや英語の上級者向けですが、一年間イギリスに海外移住することで日本で勉強した英語を実践の場で試すとてもよい機会になります。また、将来的に長期海外移住を希望している方には、地域や医療・福祉現場での実際の生活は海外移住の予行演習としてもよいプログラムです。

まとめ

以上、CECジャパンネットワークによる海外ボランティアプログラムをご紹介しましたが、日本で英語を学んでもなんとなく成果を感じられなかったり、テストのスコアはよくても実際に使う場面がない、と言う方にはとてもおすすめのプログラムです。

教科書にはなかなか出てこない表現などにも日常的に触れることができ、また現地での文化・習慣なども交えて体験することで、より実践的な英語を身につけることができます。

また、ボランティアがさかんなイギリスではボランティアといっても障がい者や高齢者への支援の中で責任のある役割をまかされるので、かなり本気で英語に取り組むことが必要になりますが、目的を持って学べるということが英語習得のための最良・最短の方法なのではないでしょうか。

おわりに

私がこのプログラムに参加したのは随分前ですが、当時私は、日本での英会話教室ではアドバンスのクラスにいたのにも関わらず実際にはなかなか話せない、という状態でした。このもどかしさから仕事を辞めてイギリス行きを決意しました。

私が派遣されたのはノッティンガムの近くにある発達障がい者の人たちのデイケアでした。日本でも医療関係の仕事をしていたので何とかなると思ったのですが、実際にボランティアの現場に行ってみたら通じないことがたくさんあって最初はかなり焦りました。

でも、現地のスタッフやボランティア仲間、施設の利用者さんにも助けられながら必死でコミュニケーションを図りました。そして帰る頃にはイギリスを出たくないほどに充実したものになっていました。このすばらしいプログラムを日本で英語を学んでいる人たちとぜひ共有したいと思います。

引用

http://www.cecj.net/programe/ukprogramme.html

http://www.page.sannet.ne.jp/uk-j/index.html

http://www.ukvolunteer.net/index.html

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